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資源価格の落ち着きを受けてインフレ率が低下する期待は十分持てますが、米国では賃金と物価の上昇スパイラルが既に始まっています。コロナ禍中で高齢者が早めに引退するなどして起きた労働力不足とインフレ心理が共振すると、インフレ退治に想いのほかエネルギーを要する事態もあり得ないとは言えません。
「米政府は1970年代の物価上昇を経て、インフレ抑制の必要性について『多くの教訓』を学んだ」とありますが、当時はインフレ圧力が弱まったり景気が後退の兆しを見せたりするたびに引き締めの手を緩め、結果として強固なインフレ心理を定着させてボルカー・ショックと呼ばれる強硬な引き締め策を余儀なくされました。
仮に1970年代並みのインフレ心理が定着していれば、FRBはリセッション覚悟でインフレを退治をせざるを得なくなるでしょう。「インフレ高進が短期間で終わることを望む」、「リセッション(景気後退)の可能性に関する質問には『リスクはあるが、私の考えではインフレを押し下げるために必要なことではない』と述べた」というのは、今回はFRBが早期に徹底した引き締め策を採ったので、インフレ心理は1980年代初めほど強くないとの期待感の表れであるように感じます。
今回のインフレの初期段階で、インフレは起きても短期的と仰っていたイエレン長官。物価、雇用、インフレといった分野で余人の及ばぬ知見をお持ちのイエレン氏でも予想を外すほど、人の心理を読むのは難しい。楽観的な見通しが当たることを念じつつ、時間を置いて現れる金融政策の効果を警戒感を持って見守り続ける必要がありそうに感じます。
コモディティーはもう下がってますから、家賃とサービス価格次第ですね。
米イエレン財務長官によると、23年中に米国内のインフレは大幅に鈍化するとのこと。
予想通りといったところですが、やはり気になるのはリセッションになるかどうか。イエレン氏は否定的ですが、やはり来年度米国はじめ世界的にリセッションに入るのではないかと思います。
FRBがいつまで利上げを続けるかによって大きく変わってきそうですね。
誰でも言える当たり前の事を言っている、がそれが責任者の仕事。
鈍化するまで利上げし、鈍化が安定するまで続ける(Higher、Longer)ということ。これまでもそのスタンスをとっている。
経済物理学的な曲線(理論疫学の感染者予測に使うような曲線の経済版といえばわかりやすいでしょうか)を踏まえての分析かもしれませんね。ショック(地政学や災害などの外的ショック)がなければそれに収束するとして、その曲線は財政政策量を所与とすれば政策金利の水準(と時間での積分値)で形状が変わってきます。イエレン氏の“大幅”がどの程度なのかは明言されていませんが、おそらく政策金利の引き下げ(利下げ)のタイミングを意識しての発言でしょう。
簡便にはインフレ率推移と政策金利推移(x軸との間の面積の大きさに注目)を並べて比較して見るとその雰囲気をどなたでも気軽に実感できると思います
そうなったらそれに越したことはないという話。
悲観視ばかりもしていられない一方、楽観視ばかりもしていられない。