[8日 ロイター] - スイス金融大手クレディ・スイスは8日、ライツイシュー(新株予約権無償割当)を通じて22億4000万スイスフラン(23億9000万ドル)の資金を調達するめどがついた。ライツイシューは98.4%の権利が行使された。

クレディ・スイスは既に、サウジ・ナショナル・バンクが主導する機関投資家グループ向けの第三者割当増資を通じて18億フランを確保済み。これで総額40億フランの増資計画が完了した形だ。

ケルナー最高経営責任者(CEO)は「増資を成功裏に終えたことはクレディ・スイスにとって重要な節目になる。これで強い資本基盤を踏まえた戦略的優先課題をさらに後押しし、顧客のニーズに基づくよりシンプルで安定的、専門的な銀行が形成され、株主価値を生み出すことができる」と述べた。

ライツイシュー未行使分は、予約権行使価格の2.52フランかそれ以上の水準で市場に売却される。

アクシオム・オルタナティブ・インベストメンツのジェローム・レグラス氏は「ライツイシューは(経営立て直しの)プロセス開始にとって必要不可欠だが、まだ長く痛みを伴う道のりは始まったばかりだ」とくぎを刺した。

実際、クレディ・スイスの再生計画は重要部分にまだ不明な要素が残っている。