「50代だから緑茶を飲むわけではない」 コカ・コーラの自販機をネットにつないで分かった購買行動
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全くその通りで「50代だからみんなお茶」という思い込みは、ビジネスでは危険です。性別、世代といったスタティックなデータと、時間や場所といった空間情報に関するデータの組み合わせで、見えないものが見えてくるはずです。
これはある意味、その日の天候や、家族の体調、八百屋さんや魚屋さんの品揃えを見ながら、夜ごはんの献立を考えるお母さんの知恵みたいなもので、データ活用はそういう領域に近づきつつあるのだと改めて思います。
コンビニが、POSレジで在庫管理を徹底する段階から、ポイント付与を通じて顧客の属性を踏まえた商品毎の需要予測が出来るようになっているのも同じことで、社会のDXは進んでいる、ということです。
注目のコメント
メーカーは意外とお客様のことを知らない。
間にコンビニやスーパーといった流通や卸が入っているという構造的なところから、普段接するのはそこのバイヤーたち。
いつの間にか彼らを「お客様」としてしまい、次第に「本当のお客様」が見えなくなっているのだ。
Coke onは直接お客様と繋がることのできるツールであり、お客様の消費行動をありありと伝えるツールになる。
お客様に一番近いところが、一番お客様のことを知るわけで、結果として一番顧客提供価値の高い商品やサービスを提供できる、ということなんだと思う。日本コカ・コーラの顧客との直接接点は古くはコカ・コーラ パークというファンサイトから始まり、その後モバイルアプリであるCoke ONに軸足を移していきました。成功の要因は、コカ・コーラパーク時代から数えると15年以上の長い取組みの歴史があり、時間をかけて育ててきたことと、WEBベースだったコカ・コーラパークを思い切って止めてモバイルベースであるCoke ONに集中したことではないでしょうか。後から振り返ると順当な戦略的意思決定だったことがわかります。