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長かった中間選挙はこれで終わり。既に民主党多数派は決まっており、2020年の時の決選投票ほどの重要性はなかったのですが、同数でなく正式に1議席分の差となることで民主党はマンシンかシネマが他の党の議員に反対しても何とか切り抜けることになります。

そもそもウォーカーという極めて低レベルの候補が決戦まで残ったことは、分極化がいかに進展しているかを示しています。

今年の選挙の特徴は現職がほとんど落とさなかったこと。近年の現職の再選率は9割を超えますが、今年の上院は今回のウォーノックの再選でなんと100%が再選。100%という数字は各州議会の選出や指名によらず、州民による直接選挙で上院議員が選ばれることとした憲法修正17条が適用された1914年以来、史上初。下院の現職もほとんど再選。分極化と拮抗で固定された状況が続きます。
まあ、共和党はトランプが応援してるってだけのジョークみたいな候補でしたから、、、

なにはともあれ
①上院は民主党が議席増
②保守層が多いジョージア州の上院選で民主党が三連勝
③トランプ肝入り候補が軒並み落選
トランプの影響力低下は必至。ようやく、共和党が少しはまともになるか。

それと、たしかに民主党の多数は決まってはいたのですが、この1票は果てしなくでかい。なぜかというとManchinは民主党だけど民主党の法案に反対に回ることが少なからずありました。バイデンのBuild Back BetterもManchinの反対で1票差で通らなかった。これからはバイデンはManchinのご機嫌を取らなくても済みます。最も、もしBuild Back Betterが通っていたら多分インフレが今以上にひどくなっていたわけで、Manchinがアメリカを救ったとも言えるわけですが。

さて、次のアメリカの政治の注目は、下院議長が誰になるかになりました。共和党は多数でも割れていて、McCarthyは党内の最右翼からも中道からも嫌われている。もし穏健な共和党5人と民主党がタッグを組めばLiz Cheneyを議長にするというウルトラCもあり得ます。ちなみにCheneyは落選しましたが下院議長は下院議員でなくてもいいらしい。
落選したハーシェル・ウォーカーは今回の中間選挙の最初の頃から注目していたが、あれだけトランプに支持され、失言を繰り返し、その能力をおちょくるコメディ番組のネタにされながら、ここまでの接戦になったのが驚きだった。
ジョージア州の選挙結果そのものもさることながら、2年後の大統領選を占う意味で注目していました。トランプの返り咲きの可能性はかなり弱くなったのでは。

政治通、経済通からは経済のためにはトランプの方が良いといった声も聞かれますが、あの下品なオッサンがテレビの画面や新聞紙面に出てくるだけで気分が悪くなるんですよね。政治の世界からYou're fired!
米中間選挙 ジョージア州の上院選 民主党現職が当選確実。これで米中間選挙は全て終了。理想の結果になったと思う。上院は民主党、下院は共和党。拗れなので変な規制や増税は決まらなくなる。外交政策は変わらず。何よりトランプの求心力は激下がりで大統領再選の目はかなり下がった
下院は共和党が握っているため、政策運営に及ぼす影響は限定的ですが、上院だけで承認できる政権の人事指名や条約の批准は、1人の造反や欠席に翻弄されることなく円滑に進みそうです。
保守が強いジョージア州の選挙で、民主党が獲得したのは、この上院議員ポストだけ。中間選挙も終わり、いよいよ24年大統領選に動き出す。
共和党敗北のダメ押しをされたように感じました。トランプ氏が今後どのような動きを見せるのか、注目しておこうと思います。