EU、米メタの個人情報に基づく広告サービス禁止へ
コメント
注目のコメント
これは今後メタに限らずの話で。広告ビジネスでキャリアを歩んだ身として自戒を込めて書きますが、広告のコミュニケーションにおけるテクノロジー手段が最適化し過ぎているところはあると思います。はたしてその広告表示は使う側によって最適なのですか、と。
いきすぎれば、テクノロジーの外側にあるルールに縛られる。そこはまだロジカルな世界感ではないこともあわせて考えないといけない事例です。これはMetaにとってかなりキツイ!個人情報とはどこまでを指すのか、同意の取得はどのようなものが許されるのか、いつ取得した同意ならOKなのか、細かい点は分かりませんが、どう考えてもキツい。
ヨーロッパがEUであることを税制、規制、独占禁止、あらゆる面で凄いインパクトになってきました。
さて、日本の当局はどうする?後追いするにしてもアメリカの規制の後を追うのか、EUの後を追うのか?この規制の良し悪しは、どこに判断軸を置くかによって意見が分かれるため、何ともコンセンサスとしての結論を得にくい問題です。
事業している身としては、効率的な広告投資をしていけるため、規制には反対の立場と言わざるをえませんが、人の行動が単純化、短時間化している現代において、その方向性にブレーキを加えることは人類全体の持ち上げにおいて必要だとも考えています。
効率化した先が人類にとって素晴らしい未来なのかは誰にもわかりませんからね。
効率化によって、短期的には事業利益を上げられることは間違いないとは思いますが。
バランスと、そこへ向けたコンセンサス形成の議論自体が大事ですかね。