ABEMA クロアチア戦、視聴者数2,343万人、通常WAUの69.73日分!投資額200億円の価値(神田敏晶) - 個人
コメント
注目のコメント
試合終了直後の午前2時46分時点で約2343万人まで増加。2日のスペイン戦で記録した1700万人を大きく上回った。
ABEMAのWAU(1週間あたりの利用者数)は1,896万だったので、クロアチア戦の2343万は、ABEMAの直近のWAUで8.6日分に値する。
24時間のうちの3時間とすると…なんと、69.73日分であり、
2.3ヶ月分のWAU換算となった。
ABEMA WAU 1896万
1日あたり270万 1時間あたり11.3万
3時間で33.6万
2343万÷3時間33.6万=69.73日分=2.3ヶ月分
■高騰する放映権料350億円の57.14%の200億円をABEMAが負担
今回の日本向け放映料は350億円以上。
ABEMA側の放映権料は推定200億円。
つまり今回のW杯の放映権料の57.14%はABEMAが支払っている。
過去6大会でNHK対民放の割合は6:4。
350億円のうち200億円をABEMAが、残りの150億円に対して、NHKが90億円、今回は他の局が降り、テレビ朝日とフジテレビで60億円を負担した計算となる。
もちろん、この投資額200億円は放映権料なので、実質これにかかる配信料、アカマイなどのCDNの費用は変動費として加算される。好評な本田圭佑GMのギャランティから、今回の番組製作に関わるコストもW杯関連総投資額としてのしかかる。同時に広告収益なども勘案し最終的な今回の損益分岐点の達成がどの程度であったのかも気にかかる。
最終的な、ABEMAのW杯のおけるWAU増加や収益面、チャーンレートなどが測定できれば、推定200億円の『資本コスト』を、『WACC(加重平均資本コスト)』や『IRR(内部収益率)』のファイナンスの側面からも分析できるだろう。