【ビジネスリーダー推薦】ヒロアカに学ぶ「仕事に活きる5つの視点」
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ヒロアカの世界は、人類に突然、超能力のような「個性」が発現するようになってから第5世代です。当初、人類は「個性」の発現に興奮し、期待しました。まるで、誰もがインターネットやアプリを使えるようになったばかりの世界のようです。
しかし、人類の8割が「個性」を持ったことは、格差を広げ、既存の政府では対応できなくなっています。だからこそ公安委員会の管轄下である「ヒーロー」というエリートコースに進む高校生もいれば、「個性」を用いる犯罪組織もあります。
急速な社会の変化がもてはやされ、それに政府や上の世代が対応できていないのも目の当たりにし、自分たちには「個性」やスキルが要求される社会。これは、10代の青少年にとっては、かつてないほど苦しい社会です。今の時代の大学生も似たところがあるでしょう。
ヒーローは、突出した「個性」があり、メディアへの露出も多いですが、指揮系統上は、公安委員会の下にあり、ヒーロー側には作戦やロジスティクスがわかる人間がほとんどいません。ヒーローは国家資格であり、公安委員会の指揮下でなければ、「個性」を発揮して人間を制圧することは犯罪になります。政府はこのようにしてヒーローを個人事業者として管理しています。
これが、多くの突出した「個性」を持った個人が悪役(ヴィラン)となり、国家を転覆しようとする反体制組織の側についた大きな理由の1つです、
彼らはヒーローよりも組織化されており、「超常解放戦線」などは10万人を超える組織となっています。轟君の兄も、反体制組織に走りました。
今後、「超常解放戦線」との戦いが本格化していく過程で、現場のヒーローにも、八百万さんのような作戦立案やロジスティクスを理解できて、公安委員会と情報共有できる人間が必要でしょう。個人事業者のヒーローを逐次投入して使い潰すようなやり方は、いずれ致命的な敗因になります。ヒーローたちが反体制組織に寝返る原因にもなります。
急激に変貌する社会で、大人たちの都合で翻弄され、行動を規制され、もがきながら生き方を模索する高校生たちの成長がヒロアカの魅力です。編集担当の中島さんからある日「大室さん、ヒロアカ読んでます?」連絡が。
「妻が観てるアニメ版横目に原作も読んだ」と答えたら、この企画に引っ張り出されました笑。
強さが定量化できず個性と表現されるヒロアカの世界は、変数が多く軽々しく「仕事ができる」を定義できないビジネスの世界でも参考になると思います。日本が誇るエンタメでありながら、「人生で大切なことは全部マンガやアニメが教えてくれた」なんていわれるくらい、マンガやアニメは学びの宝庫です。
この記事では5名のビジネスリーダーたちに、ヒロアカこと『僕のヒーローアカデミア』のおもしろさについて、仕事に活きる視点から語ってもらいました。
突然の「ヒロアカお好きでしょうか…?」という謎すぎる問い合わせにもかかわらず、みなさんまさかのご快諾でした(笑)。
組織論やマネジメントなどの専門的な視点や社会情勢につながる鋭い分析、そしてファンならではの愛ある推薦コメント。ぜひ記事でチェックしてみてください!