「コロナ3年続き人々が不満」 習近平氏、抗議活動巡り説明
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「感染が約3年続き、人々が不満を抱いているためだ」、国内メディアでは報道されていませんが、方針転換の兆しが見えてきました。
厳格なゼロコロナ政策で、「コロナは病気」、「コロナ以外は病気ではない」との姿勢が続いてきました。救急搬送しても病院に入る前にPCRをやって、陰性の結果が出るまで入れません。通常であれば救えるはずの生命は救えなくなった、憂鬱で自ら生命を絶った、行動制限で困窮している人は一体どのくらいいたのか、統計されること、公表されることはありません。
さらに、コロナで社会全体の経済活動が制限される上、個々の国民の行動を監視するシステムも完成されました。
ここまできても、ゼロコロナ政策を擁護・称賛できるのは、封鎖されても生活に困らない研究院長のような成功者くらいじゃないでしょうか。
同じ環境にいても苦痛は共通しないことはよく分かりました。
注目のコメント
中国のコロナ規制は大きな転換点を迎えようとしています。
実際に住んでいると規制は緩和されていると感じます。私が住んでいるマンションは封鎖されていますが、封鎖されているのは一棟のみで、窓から外を見ると敷地内には出前の配達員なども出入りしています。以前は敷地内に入ることはできませんでした。
とはいえ、全面解除のハードルは極めて高いです。国内の医療体制が脆弱で、感染爆発が医療崩壊を引き起こすリスクが大きいからです。1100万人の人口を有する大都市の武漢ですら、あっという間に医療崩壊を起こしてしまいました。地方や農村部だとそのリスクはさらに高まるでしょう。
このような現実に鑑みると、段階的緩和を経て最終的な「勝利」を目指すシナリオとなるのは間違いないと思います。習近平氏自らが政治的に正当化してきたが故に、緩和のきっかけを掴めなかったゼロコロナ政策の弊害を、本人が自覚しているのであれば最低限現状打破にはつながるでしょう。
党大会を経て「習近平派一極体制」となり、周りにイエスマンしかいないとされる中、昨今の混乱をどう軟着陸させるか。ゼロコロナ政策の見直しは進むのか。早くも新政権の統治力と修正力が試される局面です。中国には対策さえやめれば他国同様になるという意見も結構あるけど、感染増えてやべぇ、減ってきてもう大丈夫、また増えてやべぇ……という他国がこれまでさんざん経験してきたルートを今から始めると理解していない人が多いような……