「FIRE卒業」がトレンド入り。「FIRE」より「やりたい仕事で稼ぐ」を選ぶ人、増える
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昨今の経済状況を踏まえ、今年の前半から「FIREブームは続かない」とコメントしてきましたので、記事に驚きはありません。
2020/08/15にPickしたFIREに関する記事へのコメントですが、再掲させてもらいます。
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20年前、アメリカのビジネススクールの学生たちの間では、40歳でリタイアするのが理想的な人生として語られていました。20ー30代にコンサルや投資銀行などで猛烈に働き、その上で40歳になったらアーリーリタイアメント(早期リタイア)ーそういう人生を目指す人が、アメリカ人には特に多かったように思います。
当時の仲間たちも皆アラフィフとなり、最近Zoomでオンライン飲み会をしました。意外にも、リタイアした人は殆どいませんでした。
近況報告をし合う中で「経済的自由を達成し、リタイアを試みたものの、アイデンティティー・クライシスに直面した」という声が少なからず聞かれました。今や人生100年時代。リタイア後に50年近く人生が続く可能性がある中で、社会に自分の居場所がなくなってしまうことが怖い、社会との繋がりが絶たれるのが怖い、とのこと。
その時ふと思い出したのが、私が20代の頃に働いていた企業での先輩(当時おそらく50代)のケース、早期退職後に一念発起して受験勉強し、国立大学医学部に合格。地域医療を支えるべく、卒業後は田舎に戻って開業医に。
ハッピーなFIREを送るためには、金銭的な準備はもちろん重要ですが、同時に「時間ができたら何をしたいか、社会に対して自分は何ができるか」ーその準備も同じくらい大切だと思います。「卒業」の後が大事。
新たな挑戦をする次のステージに進むための卒業ならOK。しかし定年退職のような人生のカウントダウンが始まる卒業はNG。
長年「やらされ仕事」で働かされ続けてきた人は、解放されて情熱を燃やすこともなく老け込む。そんな人生にしないように。「働かない生活を続けると老化が早まる」
個人的には、ここが一番なのかと感じました。職業・立場・金銭的な報酬は置いておいて、何かしら社会の役に立っていると感じられることをしていないと精神衛生上も良くないですよね。
しかし、どのような仕事をしても、どのような環境にいても、どのような立場になっても、常に隣の芝生は青く、なんて人間(自分)は傲慢な生き物なのかと感じます...笑