JR大阪駅「性的広告」に見る日本で炎上が続く真因
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「見たい人の自由」と「見たくない人の自由」を両立させるためには、表現自体への規制は弱めて「見たい自由」を守り、公共の空間では性的表現を抑制して「見たくない自由」を優先する必要があります。これはアメリカや北西ヨーロッパでは普通に行われている空間規制(ゾーニング)です。
前回の記事https://newspicks.com/news/7849923?ref=notification
の私のコメントには反論もありましたが、反発を感じた方は女性が働く世の中になり、「見たい」と「見たくない」の均衡点が変わってきている点について理解していただきたいと思います。今はビキニのポスターが公共の空間では許されなくなっているのです。逆にいうと私のコメントに「いいね」を押した人には顕著に女性の方が多くいらっしゃいました。社会の半数が女性だとしたら、その視線の持つプレゼンスがようやく本来の比率に近づいていっている状態だと考えています。
この記事でも引用されていますが、詳細を説明すると長くなりますので、ご関心があれば拙著をご参照ください。https://bit.ly/3H5RQ5p瀬地山先生のおっしゃる通り、やっと女性のプレゼンスが現れてきたのだと思います。ただ、海外に住んでいると、日本人の感覚が麻痺していると常々思うのは、未成年者を性的対象にして、それを公共の場で表現しても違和感を感じる人が少ないという点。露出度にリアリティが全くないアニメの女の子で感覚が麻痺しているんでしょうが、これは本当に異常だということは認識してもらいたい。もちろんヨーロッパにも小児性愛好者はいます。でもそれは異常者であり、16歳の制服姿の女の子がお尻を見せているようなポスターが駅に堂々と貼られるようなことは絶対にありえません。
見たくない広告を強制的に見せられることが問題、というのが一つの大きな論点かと思います。
公共の場での掲示は、配慮が必要でしょう。アートとしての表現を含め、こういった広告をどこの場で許容するかというのは、今後試行錯誤を重ねながら折り合いをつけることになるのだと思います。
そして、公共の場に限らず、スマホで頻繁に表示されるマンガやスマホゲームのエログロ広告。これも取り締まって排除することも必要でしょう。
スマホでの広告表示が何でもありの状態なのは異常です。それにより感覚がおかしくなっている部分もあると思われ、規制が必要です。