総額28.9兆円、第2次補正予算が成立 過去3番目の規模
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異常ですね。補正で経済対策予備費1兆円なんて、好き勝手使い放題みたいなもの。
しかも使われずに来年度へ繰り越される額も相当あるでしょう（地方へ配る予算は12月の地方議会シーズンにまず間に合いませんので年明けに補正予算無理やり組んでも年度内にできることはたかが知れてる）。
それなら当初予算で編成しても変わらない（むしろ繰越手続きの分だけ年度末の公務員の残業代が増える）。
ろくに説明もせずに好き勝手する昨今の自民党政権は本当に危ない。そして政治屋さんたちに首根っこ掴まれた霞が関も、地方への丸投げ体質が顕著。
どんどん中身が軽薄になっていきますよ…。
注目のコメント
政府が国民からだけ借金している限り、国債でカネを集めるのも税金で集めるのも同じという主張が数学的な思考として成り立ちます。国民が自主的に節約して政府にカネを渡すのが国債購入、政府が強制的に国民に節約させて取り上げるのが税金、という違いはあるものの、今の国民が節約したカネを政府が召し上げて使う点で両者は同じですから。
日本は経常収支が黒字を保っている、つまり政府の借金と民間の貯蓄が見合っているからこの構図が成り立って、今までなんとか持ち堪えて来たのです。しかし、何かの拍子に民間がお金を使い出してこの構図が崩れたら、つまり経常収支が恒常的な赤字に陥ったら、政府は外国から借金するか、増税して国民の貯蓄を取り上げるかするほか無くなります。
外国から借金するとなると金利が今より３％～４％、日本政府の財政状態を考えれば更に跳ね上がっても不思議でないですから、１０００兆円の借金を抱える政府の赤字はやがて利払いだけで数十兆円膨らみます。税収が６０～７０兆円で大赤字の政府の赤字が利払いだけで更に数十兆円膨らめば、財政は破綻の危機に瀕します。そうなると増税の出番です。
この時、借金で手に入れた政府の資産と政府の負債、つまり日本国の資産と国債が共に次の世代に引き継がれるなら、次の世代は資産と負債の両方を引き継ぐことになり、損も得もしないという構図がこれまた数学的思考として成り立ちます。しかし、政府が借金して使ったカネを今の国民にばら撒いて雲散霧消させたら、この構図も崩れます。そうなると、今回の借金は次世代の負担です。
今回の使い道は「物価高騰・賃上げへの取り組み」、「円安をいかした地域の『稼ぐ力』の回復・強化」、「新しい資本主義の加速」、「国民の安全・安心の確保」、そして政府の便利な財布としてばら撒かれるだろう巨額の「予備費」の積み増しです。項目から察する限り、劣化した企業立地環境を既得権益層に嫌われるのを承知で立て直して日本を成長させる覚悟は見えず、借金で集めたカネの大部分は政権支持率を決める今の世代に費消されてしまいそう。そうなると、何と言い訳しようと今回の国債発行は次世代へのツケ回し。逃げ切り世代は良いとして、日本の未来がなんだか不安になって来る・・・ (・・;誰かの借金は、他の誰かの資産。
誰かの消費は、他の誰かの所得。
この原則を無視して「国民一人あたり○○円の借金」とか述べ、国債発行をあたかも国民の借金だと勘違いしたり、そのような勘違いを誘発させるような記事はいただけない。
尚、債務者が当該債券を入手すれば、借金と資産が同時に消滅する。
従って「国の借金」とやらを返済すると、全く同額の国民が持っている「通貨」と言う資産が消滅する。
ただでさえ実体経済の通貨が不足していて困窮しているのに、勘違いを理由に更に困窮しようと頑張るのは愚かだ。
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また「国債発行にあたっては、国民が保有している金融資産から借りている」と言うのも大きな勘違いだ。
金融機関は資金を保有していなくても貨幣を貸し出す事ができ、貸し出した時に、全く同額の「銀行預金」と言う貨幣が新たに誕生する。
https://www.fukurou.win/https-www-fukurou-win-bank-of-england-quarterly-bulletin2014-money-creation-in-the-modern-economy1/
同様に、国債発行にあたっては、国民が保有している金融資産額には全く関係ない。国債発行すると、全く同額の通貨が新たに誕生する。
これは国会答弁でも既に決着済みだ。
https://youtu.be/VFE1LjY5X5A毎年数兆円規模で予算を繰り越し、20年には30兆円もの予算を使いきれず21年に繰り越し、21年には22兆円を繰り越した国があるそうです。日本って言うんですけど。
必要なものにお金をつぎ込むことを否定するつもりは全くありませんし、国債発行が将来のツケになるとも思いませんが、とりあえず規模だけ大きくしてやってる感の演出に使ってませんんか？ちゃんと使いましょう。
