【W杯で大注目】あの「VAR」はソニーの技術だった

このインタビューに登場した服部さんが「この経験値を生かし、新しい楽しみ方を提供できる形を、工夫して進めていきたいです」と答えておられる技術が、単なる「楽しみ方」を超えた喜びを日本にもたらしてくれたということですね。スポーツと技術開発は、とても似ているなと思います。
ワールドカップが終わったら、三笘選手や田中碧選手と、SONYの技術者との対談を企画したらどうでしょう。きっと、日本人に勇気を与えてくれるものになると思います。

ホークアイの技術とIoTサッカーボールを組み合わせた判定の正確性は限りなく高い。今回採用されているサッカーボール（AL RIHLA）はドイツのスタートアップ KINEXONとAdidasが共同開発したものでセンサーが内蔵されています。そのセンサーから1秒間に500回ボールの位置とプレイヤーが触れた情報などが20ミリ秒以下の遅延で発信されます。試合前には充電が必要だそうです笑
https://kinexon.com/blog/fifa-preferred-provider-live-player-and-ball-tracking/
充電されている姿がかわいいw
https://www.footyheadlines.com/2022/12/world-cup-ball-must-be-charged-before.html

今年4月にBMW i Ventures、ドイツテレコムCVC（Telekom Innovation Pool）などからシリーズAで1億3000万ドルの資金調達をしています。今回の判定でシリーズBの調達が優位に進みそうですねw
https://thebridge.jp/2022/11/canvas-football-tech-kinexon

「雇用の未来」で調査された10年後になくなる仕事で、「スポーツの審判は98%の確率でなくなる」とされています。
今回のように「機械の方が良いよね」という出来事が積み重なって、人間の仕事が機械に置き換わる社会になるのでしょうね。

(参考) 10年後に消える全職業・仕事を和訳（日本語訳）｜オズボーン著「雇用の未来」
https://robo-school.net/future-of-employment-wayaku/

どこの国の技術かと思ってましたが、ソニーだとは初めて知りました。
デファクトになることでしょう。

ソニーグループさんの技術、三苫選手や日本代表のみなさんのおかげで結果として世の中にこの技術の価値を広げることになったかと思います。

VARを担当する審判員が自身に問うことは、「その判定が正しかったのか？」ではなく、「その判定ははっきりとした明白な間違いであったのか？」だそうで、サッカーに限らず、ひいてはビジネスの世界にも必要な判断のようにも個人的には感じました。VARの哲学である「最小限の干渉で最大の利益を得る」がとても素晴らしく感じます。

SONYの高性能なイメージセンサーが可能にするホークアイの技術。いろんな競技に使われてて縁の下の力持ち的な存在だったのが、こういう国際舞台で日本代表が活躍してくれると注目される！

それが、「日本を救った」というような捉え方になるので、
技術へのスポットライトの当たり方的には最高だと思います！

マンCとも提携らしいし、拡張性が非常に高い技術なので楽しみです！！

三笘選手の折り返しに、二宮清純著『1ミリの大河』を思い出しました。
勝利と敗北を隔てる1ミリの中には何があるのかに迫る本です。

この写真を撮ったカメラマンさんの名前はクレジットになさそうですが、プロの仕事したのだろうなあといろいろ想像してしまいます。自分も記事のための写真を撮ることがよくありましたが、ほんとにすごい写真。

it's a Sony!!