関連記事一覧
来年の春闘賃上げ「5%程度」目標へ 連合、物価上昇で引き上げ
朝日新聞デジタル 12Picks
連合、春闘でベア含め5%賃上げ要求へ ところで「ベア」って何?
ITmedia ビジネスオンライン 7Picks
賃上げ要求5%に引き上げ 連合、来年春闘の基本構想
共同通信 3Picks
連合、賃上げ「5%程度」要求へ=物価上昇分反映を―23年春闘
時事通信社 2Picks
連合、来年の春闘賃上げ「5%程度」目標に引き上げ=報道
Reuters 2Picks
物価上昇率をカバーする賃上げ 首相「労使で議論を」 春闘に向け
毎日新聞 2Picks
連合、5%賃上げ要求
日本経済新聞 0Picks
安くて良いもの、は、購買力が無ければ成立し得ません。このあたり、技能実習生の問題にもつながると思いますが、良いものを得るなら応分のカネを払う商慣行に正していく必要があるかと考えます。円が安くて、その安い円で安い給料を払い、良いものなど得られないわけですが。
賃金カーブを一律に引き上げるベアは物価上昇分と生産性の向上分(≒生活の改善分)からなるわけですが、足元の物価の上昇率は統計ベースで既に3%台に達していますから、定昇と併せて5%なら物価の上昇分をカバーするだけで、当然と言えば当然の要求です。とはいえ日本が欧米並みのインフレに陥らないのは賃金が大きな影響を与えるサービス価格が低迷しているからで、賃上げを起点に賃金と物価の悪循環が起きれば、インフレ率が欧米並みにならぬとも限りません。
政府が巨額の借金を抱え日銀が莫大な低利国債を持ち、バブル的に高騰したマンションを低利の変動金利ローンで買った家計が沢山ある我が国では、仮令インフレが激しくなっても、日銀は国債を買うのを止めて金利を上げるわけにいきません。生産性が上がらぬ中で欧米並みのインフレが起きたら経済が混乱して景気が急減速しかねませんし、仮令そうならなくとも、インフレに賃上げが追い付かず実質所得が下がって行くことは想像に難くありません。
賃上げ期待が高まっていますけど、今の状況下での賃上げは、日本の未来にとって諸刃の剣であるように感じます。難しいことになって来ましたね・・・ (・・;