法人企業統計、7─9月期設備投資9.8%増 季調済みでも前期比プラス
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記事を見ると、日本企業は製造業も非製造業も増益で絶好調のようです。
しかし、統計を良く見ると不吉なデータが並んでいます。https://bit.ly/3ORVNwq
日本の法人合計の四半期経常利益は、21年第4四半期から順に、23、23、28兆円と、20兆円を大きく超える利益でした。
22年第3四半期は20兆円を下回る19.8兆円です。前四半期比8.5兆円もの減益でした。
製造業が1.6兆円、非製造業が6.9兆円減です。
詳細図です:https://bit.ly/3UnBoR4 https://bit.ly/3VkKf7t
資源高、円安の影響が下半期に入って本価格化して、減益となったようです。
現在の利益水準は、2019年の増税前の水準すら下回っています。
非製造業の利益は四半期12〜15兆円ほどで、現在は総合商社で1兆円は上乗せされているはずですが、今第3四半期に10兆円しかないのは異常値です。
日本国内の景気はかなり下手っているとみられます。
日本は、日本企業が出した利益が多くないと、海外から食糧や燃料や原料を輸入する原資が無くなってしまう特徴がありますので、法人統計の利益を注視下さい。
記事は「売上は8.5%増」とありますが、為替で2割円安ですからドル建てなら二桁減収ですし、二桁の減益です。
製造業は円安で好影響、非製造業は円安で悪影響と言われますが、今は卸・小売に分類される総合商社と通信業に分類されるソフトバンクグループが、海外投資額が多いため、円安効果で利益が大きく出やすくなっています。