みずほ銀、日産自動車にグリーンローン 2000億円、過去最大
時事ドットコム
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注目のコメント
借り手のメリットとしては、CO2排出の観点よりネガティブな印象のある自動車産業でも資金使途をEVに限定することのより幅広い金融機関より資金調達できる点や対外的な宣伝効果だと思います。
貸し手のメリットとしてはESG融資に該当するという事ですが、一般的にプロジェクトファイナンスの様に資金使途が構造的に隔離(Ring fenced)されている場合と異なり、本件の様なコーポレートローンは資金使途の確認について注意が必要だと思います。同時に発表された日産のリリースによると、フレームワークは明確に規定されていました。また、みずほとともに三菱UFJがアレンジャーに名を連ねています。
日産は EV関連に2兆円を投資する計画を示し、またルノーと三菱自グループとしても3兆円規模の投資を見込んでおり、今回のシンジケートローンはそれを担保するものに他ありません。言い換えれば、目的ローンとはいえ投資総額の十分の一程度の資金調達しか示されていないともいえます。
わが国でのサステナブルファイナンスはまだこれから。カーボンニュートラルへの数値目標もリンクされていると分かりやすいのですが。