FRB、米景気後退で23年に利下げへ 米債利回り低下=BofA
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いま現在は政策金利は4.00%ですが、来年3月までに5.25%に利上げするだろうとの見立てですが、これが中道的な見方だと思います(ハト派はこれよりも低く、タカ派はこれよりも高い予想をしています)
来年末か再来年に利下げの予想をしていますが、これはインフレ率推移次第と思います
雇用を維持したまま物価が下がるのがベストシナリオですが、その可能性を十分に残している米国経済の底力はさすがと感心させられますね
注目のコメント
雇用などで底堅い動きはあるものの、米国経済が減速の兆しを見せているのは確かです。前年対比のインフレ率は6月の9.1%をピークに7月8.5%、8月8.3%、9月8.2%、10月7.7%と低下傾向が明らかで、金融関係者が利下げで景気と市場が刺激されることを望むのはむべなるかな。遅くとも来年の夏前にFRBが金利の据え置きに転じ、状況次第で利下げに向かうという見方が大勢であるように感じます。その利下げが更に前倒しされるだろうということですね、たぶん。
とはいえFRBは、こうした見方の広がりが収まりかけたインフレ心理に再び火を付けることを怖れているに違いない。物価と共にFRBが責任を担う雇用は底堅いので、今しばらく、市場とFRBのせめぎ合いが続きそう。BofAによると、23年3月に5.25%に達したのち、米景気後退をうけて23年12月には利下げに転じるとのこと。BofA米金利戦略責任者のマーク・カバナ氏は、FRBがソフトランディングに成功するとも発言しています。
インフレ抑制を強く打ち出し大幅な利上げを続けているFRBですが、果たしてどこまで利上げを進めるのか、そしていつ利下げを開始するのか、非常に注目されるところです。