FRB公定歩合、3連銀総裁が0.50%引き上げ提案=10月議事要旨
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米国の消費者物価の前年比は6月の9.1%をピークに7月8.5%、8月8.3%、9月8.2%、10月7.7%と低下傾向が明らかですが、水準はまだ高い。一方、失業率はコロナ禍前と同じ3%台後半に下がって人材流動性の高い米国では完全雇用と見做して良い状況ですし、平均時給の上昇も続いています。引き締めの手を緩めるとインフレがぶり返さないとも限りません。
1970年代のインフレ局面でインフレが小康状態になるたび引き締めの手を緩め、インフレ心理の定着を招いて1980年代初頭の強烈な引き締めを余儀なくされた経験を持つFRBの大勢が、引き締めの継続を支持するのは分かるような気がします。とはいえ金融政策の効果は半年程度の時間差を持って表れますから、やりすぎると景気を過度に失速させかねません。警戒感を持つ向きも出て来たということでしょうか・・・
米国以上にインフレが激しく雇用も消費も弱い欧州ほどではないにせよ、米国も難しい舵取りを迫られているように感じます (゜_゜)