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【中国】抗議行動を燃え上がらせた「人災」への怒り

NewsPicks編集部
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  • 総合商社•小売

    上海在住です。この記事の最後にある「ただ、大都市のホワイトカラー層以外ではゼロコロナを続けるべきという意見の方がおそらくはマジョリティ」が実態に近い気がします。例えば都市部の小売業界の業績は落ち込む一方で、地方では業績が上向いている様です。理由は、地方にはそもそも小売店が集中していない•都市部程のロックダウンはない•都市部で失業した人が流入している、など様々ですが、地方にはプラス要因もある様です。経済の太宗を占める都市部での不満は増す一方ですが、地方の成長により、全体としては〝共同富裕”のコンセプトに合致している?のかもしれません。とは言え来年の経済成長率目標を考えると何かしらの対策は必要です。余談ですが、一部投資家はゼロコロナ政策転換を期待し今回のデモを契機に上海と香港の株式市場は反転していますね。


  • フリー ジャーナリスト

    よくまとまっている記事で改めて頭が整理されました。
    一つコメントするならば、ゼロコロナに対する中国の怒り……というと抽象的ですが、「ウルムチのビル火災での死者は人災ではないのか?マンション敷地の封鎖、あるいは消防避難経路のドアをロックして、隔離対象者が逃げられないようにしていたからでは?少なくともうちの敷地と避難通路は閉鎖されていますが。ビル火災、他人事ではない」という非常に具体的に今回の問題をイメージできる素地があるという点です。
    漫然としたゼロコロナ批判ではなく、中国の過剰な防疫(中央政府はそれを地方政府が勝手にやったことだと批判していますが)に対する怒りは具体的かつ強烈なものがあります


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    共産党体制の国は、政府の失敗を隠し、成果を誇大に宣伝することがよくあります。
     「ゼロコロナ」政策の成果も、実際は過去3年間に宣伝されてきたほどのものではなかった、失敗も多かった、というのが、特に都市部や大学生の間で意識されるようになってきたのでしょう。

    ソ連も、1930年代に、ウクライナで300万人以上が餓死している時に、対外的には、共産党の経済政策は大成功で急速な工業化が進んでいる、という宣伝をしていました。
     それを信じた人々はヨーロッパや日本にも多く、共産党を支持する人々も出ました。
     中国共産党は、大躍進運動、文化大革命と、国内で膨大な数の死者が出ている時に、失敗を隠して、対外的には大成功を宣伝してきた前科があります。ただ、最近30年ほどは、あまり極端な隠ぺいと宣伝がされていなかったので、国内外でそういう習性が忘れられていました。

    「ゼロコロナ」の失敗が何であったのか、どれほどであったのか、というのは、判断が難しいところです。
     日本でも他の国でもそうですが、人命も経済も総合的に評価しなければならず、簡単ではありません。
     ただ、2021年に中国共産党がさんざん得意気に宣伝していた、「世界はパンデミックと景気後退に苦しんでいるのと対照的に、中国だけはゼロコロナで経済も好調」というのは、正確な実態ではなかったことが判明してきました。
     中国の経済成長の内実の大きな部分を占めてきた不動産市場の静かな崩落、その後に続くであろう銀行と保険会社の危機、供給過剰と在庫の余剰、一帯一路政策の大幅な見直し、対外債務の回収困難、これらがどれだけ「ゼロコロナ」と関係あるのか無いのか、複雑ではありますが、結果として、「中国以外の世界とは対照的に中国経済だけが好調」というわけにはいかなくなっています。

    改革開放以来の社会主義市場経済は、政治的な民主改革をもたらしはしませんでしたが、市場経済の自由、購買や職業の選択の幅を広げてはきました。
     市場経済の上での豊かさを享受してきた層、つまり都市部の中間層以上の住民は、その豊かさを失いかねない瀬戸際にいるかもしれません。体を張ってでも守りたいものがあります。享受する物が少なかった農村地域では「ゼロコロナ」やその失敗にも不満はすくないかもしれませんが。


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