ゆうちょ銀、ファンド運営本格化=1000億円規模、地銀と連携
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記事がわかりにくいのでもう少し詳しく書いて欲しいところ。ゆうちょ銀行にとって1000億円規模っていうのはあまりインパクトのない数字ですね。すでに傘下のJPインベストメントはバイアウト(事業再編・承継・再生)、ベンチャー投資向けファンドを運用しています。
①2018年4月 JPインベストメント1号900億円(最大1200億円)
https://www.jp-life.japanpost.jp/information/press/2018/abt_prs_id001285.html
②2022年7月 JPインベストメント2号700億円
https://www.jp-life.japanpost.jp/information/press/2022/abt_prs_id001806.html
(1号2号ともにGPであるJPインベストメント出資分を除いた数字)
よくわからないので直近の投資家向け説明会資料を見ると、
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ir/financial/pdf/pr221116.pdf
P.49に23年度に地域の中核企業を投資対象とする投資会社を共同運営することを検討しているとあるので、そのことですかね?マクロで企業部門が資金余剰主体になっている現状、デット(融資)を通じたリスクマネーに対する需要は強くなく、今後はエクイティによる地域企業へのリスクマネーの供給が主流になると予想されるなか、法人融資が事業として認められていないゆうちょ銀行にとって、本記事で紹介されているような投資ファンド運営事業へのコミットメント強化は当然の流れのように思われます。
ただ、1,000億円という金額は地域企業やスタートアップ企業の現状のエクイティ調達の需要規模からすると大きいと思われますが、ゆうちょ銀行の資金ポートフォリオにおいてはごくわずかであり、全体の事業成長への貢献度は限定的であるように感じます。