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業界全体に「談合疑惑」が広がっているわけですが、東京地検の特捜案件となったのは「五輪が例外的に公的な入札案件だった」からです。つまり五輪ではない私的な取引であれば、何の問題もありません。サッカー、ラグビーのW杯でどんな取引があったのかは、推して知るべしですね。

これは広告業界を擁護しているわけではありません。少数の決定権者が、価格形成の根拠が不透明な取引をする、というのが、古典的な広告業界のあり方です。そもそも「広告」の効果ははっきりしませんから、そうなるのは必然なのかなとも思います。

山口周さんは「世間評価が介入しない特殊な経済世界」と評していましたが、その通りだと思います。
https://twitter.com/shu_yamaguchi/status/1596791808843223040?s=20&t=2LMhUjZNQfGliEghhJEHkQ

「東京地検、どんどんやれ!」と溜飲を下げても、業界の構造は変わらないでしょう。世の中にはスッキリしないことがたくさんあります。
冬の招致をしている札幌にはどんな影響があるのだろうか?広告会社、メディアが談合せずに大会運営ができる気がしません
・コスト想定ができず、全体的にコスト見積もりを高くしがち
・熟練したスタッフを配置できずに素人軍団が受注してしまい想定外の事態が起きまくる
これだけの国家イベントを全くの談合なしでやるってのがそもそも無理なんじゃないかと思うんですよね。つまり日本に大会運営能力がないってことなんじゃないかと思います
【追記】
ふと破綻したドイツのキルヒを思い出しました。国際的なスポーツイベントだと日本では広告会社が(つまり電通を中心とした)放送局の意向をまとめて放映権を買い取ります。そして放送局が中継を割り振って広告セールスをしていきます。キルヒはメディア単体でやって失敗しました。F1やサッカーにかなり手を伸ばしていました。
今回のワールドカップでは放送局の足並みが揃わずアベマとテレビ朝日だけの放映になっているのはアベマすごいとしか言えないのですが、このように日本の放送局は時価総額を見ても営業体力がなくなってきているんですよね。
談合せずにまともにやったらこういう感じで足並み揃わなくなり、日本人はオリンピックの招致どころかテレビ中継すら見れない時代になるのかもしれません。見たい人は海外の有料のチャンネルに登録してください、的な感じになるのかもしれません
ああ、そういえば女子ゴルフが似たような感じになりつつありますね
広告業界は、かつて「契約書のないビジネス」と言われていました。あり意味でクリエータースピリッツにあふれた世界であり、ある意味でつかみ金と丼勘定の世界です。公金を扱うのは不向きな世界であり、その悪しき面が今回は前面に出てしまいました。大転換の時期だと思います。
私も八田さんのコメントに近い。

運営能力のない組織が競合発注する場合は、一定のディレクション能力がないと難しい。それが国側にはなかったのだろう。
地方自治体も「随意契約」ができないので、まず「勉強会」みたいな組織を立ち上げて、業者が無償で参加。その後発注の段階になると(事情がよく分かっている)勉強会参加業者が受注するみたいなグレーなやり方もあります。

オリンピックのような失敗できないイベントについては、何か別のやり方を考えた方がいいような気がします。
そもそも談合は参加者全員が合意しないとできないものです。
1社だけ談合に合意せずに安値で入札したのでは、談合の目的を達することはできません。

そういう意味では、入札参加者であるすべての広告代理店が疑惑の対象になります。

もちろん、談合に参加せず正々堂々と入札した企業がまったくないとは断言できませんが…。
【社会】今回の談合は、元々汚職事件の捜査の過程で明らかになったということもあるけれども、ADKが独占禁止法の自主申告制度に基づいて通報したという点も見逃せない。自主申告を行った場合、貢献度に応じて課徴金が減額されるわけで、電通と比べて利益の小さかったADKがこの制度を利用することにはそれなりにメリットがあったはず。

何度も書くけれども、今回の事件を機に2025年の大阪・関西万博、2030年の札幌五輪誘致活動などの大規模国際イベントでも同様の談合や汚職などが行われている可能性を否定できないわけであるから、きちんとした調査を行うべきだと思う。