任天堂、爆売れの「ポケモン最新作」で露呈した急所
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思い返せば初代ポケモン赤緑もゲームボーイが発売されてからかなり経過してローンチされたものでした。普及しきったハードに対して、バージョンごとに出現するポケモンが違ったり、友だちと交換して進化するポケモンがいるなどする、1人用ハードにも関わらず一緒にプレイすることが前提となっているシステムは、画期的かつ小さなコミュニティに刺すには十分な作りでした。ポケモンIPもすっかり成熟化し、バトルのコア層による戦略や色違い厳選、さまざまなことが効率化、見える化されて曖昧な部分がなくなり、インターネットでその情報は誰でも手に入れられるようになった。バグでミュウを出す楽しさはもうないわけです。この状況下での新型のハード、新しいIPは世界にどんな新しい楽しさを生み出すのか、これまで次々に新しい提案をしてきた任天堂に今後も期待です。
Nintendo Switch、6年も使われているのですね。
本体を買い替えることなく最新ソフトを楽しめていることもSwitchが人気であり続けている理由の一つであるのは間違いないと思いますが、一方でマシンの性能不足もあらわになっているとのこと。とはいえ、来年も最新ソフトの販売予定されており、マシンの移行はしばらくはないだろうと予測しています。実際のところどうなのでしょう。一人用ゲーム機でありながら複数人でも楽しめる、この体験がイノベーション過ぎて次に出てくるものは想像もつきません。
ところで、ポケモンの最新作はいままさに購入を検討しているところでした。買うか買わないか、時間が溶けてしまう葛藤と戦っています…。本タイトルのフレームレートの低下に関してはアップデートで改善していくと思います。
発売からまもなく6年経過するSwitchのスペック不足も否めないですが、PS5やPCゲームの普及によりユーザーのゲームリテラシーや期待値が上がりすぎているのが問題な気がします。
一方、Switchが提供する価値観や多くの任天堂のタイトルのゲームデザインはSwitchのキャッチコピーの「いつでも、どこでも、誰とでも」とあるようにコアなゲームユーザーがコアターゲットではないタイトルも多いです。
また、体毛の一つ一つが物理演算で動くピカチュウや、写実的な金属光沢や映り込みがあるコイルを求めているユーザーはいないです。これはスプラトゥーンにもマリオにも同様のことが言えるので、レンダリングに負荷がかかる必要がないグラフィックや世界観を構築しているというのはポケモン(任天堂)の強みだと思います。
そのうえでオープンワールドとの融合、TPSとの融合、MOBAとの融合などどんなゲームデザインでも高水準のゲームを提供し続けているので任天堂は急所が露呈するどころか盤石だと感じます。