「A4白紙売りません」 白紙運動の中国、偽ニュースでネットも混乱
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2019に香港では発生した大規模な抗議運動を勉強・調査している大学生です。
現在、中国での一連の大規模な抗議デモがシンボルとなっている白紙(blank paper)に基づいて、「白色革命」と日本の多くのメディアで報じられています。この名前が抗議デモの参加者から自発的に生まれたのか、それともメディアが名付けたのかは分かりませんが、「革命」と安易に呼称することは危険性を伴うことがあります。例えば、2014年に香港で発生した普通選挙実現を求める抗議運動、「雨傘運動」は一時期、海外のメディアによって「雨傘革命」と報じられていた時期がありました。しかし、同抗議運動は、いわゆる政権転覆などを目的としたものではなかったことから、デモ隊側から「革命」ではなく「運動」にしてくれとの声が上がりました。
今回の抗議運動を「革命」と呼んでしまうのはあまりに時期尚早のように感じます。不必要な危険性を抗議運動の参加者らに与えないためにも、抗議運動の呼称にはある程度の注意を払う必要があるかもしれません。共産党ならなりかねない、と思う人が多いから、フェイクまがいのニュースでも拡散されてしまうのでしょう。まず重要なことは、中国の人々が国のしていることに不満を感じている、という事と、抗議行動が、香港のような場所ではなく、中国本土で起きている、ということです。日本は、さまざまな可能性を想定して、備える必要があります。
上海晨光文具という会社、日本では聞いたことがない人がほとんどだと思いますが、中国では有名な大手の文具メーカーです。
ここを使って偽の声明を出すというのは、イタズラにしてはなかなかではないでしょうか。
もし犯人が捕まらなければ、デモに参加した多くの人は、色々なメッセージを感じ取るだろうと思います。