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日銀、保有国債に含み損8749億円 異次元緩和下で初めて

日本経済新聞
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  • 教育関係 エゾモモンガ

    んーと。
    こないだ円安でビビるくらい儲けたやつの方が大きくない?
    あっちはガチで数字で増えるんだし。


注目のコメント

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    フューチャー株式会社 取締役兼フューチャー経済・金融研究所長

    中央銀行界でも学界でも長年議論されてきた、複雑で難しい問題の「一端」に触れた記事と感じましたので、多少テクニカルですが敷衍させて頂きます。

    報道にある保有国債単独での含み損は、マグニチュードとしては限界的かと思います。より本質的な問題として議論されてきたのは、中銀がB/Sを拡大させ長期債を保有に至る中で、中銀が物価安定確保のために必要な政策(負債サイドの中銀預金引上げや長期金利引上げ)を採れば自らに巨額の損失が生じ得るという問題かと思います。(一方、決済用現金の範囲内に長期債保有を抑えておけば、- 現金は無利子なので - 上記の問題は避けられます。)

    もちろん、中銀としては自らの損失には左右されずに物価の安定を追求すべきなのですが、現実の政治社会の中でそれを押し通せるかという問題に加え、そもそも中銀政策がそうしたインセンティブ問題に左右され得ると市場に捉えられること自体、政策の信認にとってマイナスではないか、等の議論です。

    いずれにしても、この問題は日本がいずれ直面する訳ですので、課題を直視した議論が深化していくことを期待したいと思います。


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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    出先で正確な計算手段がないですが、デュレーション10年前後の国債金利が1%上がれば価格は1割ほど下がるはずなので、保有が500兆円なら50兆円下がります。0.1%で5兆円。金利の低下過程で含み益が出ていたものが、このところの金利上昇圧力で含み損に転じたわけですね。とはいえ日銀が抱えるリスクの大きさと比べたら、この程度の含み損はかすり傷程度です。
    簿価評価で損が表面化しないとしても、これは間違いなく損失です。日銀が異次元緩和を続けて万が一にも欧米並みのインフレに陥って、インフレを止めるために日銀が金利を引き上げ準備預金の金利も上がったら、低利国債の運用利回りと高い支払い利息の差となってこの損失が表面化します。
    政府がその損を埋めることが出来れば良いですが、金利が上がれば1000兆円の借金を抱える政府の財政赤字も利払いで膨らんで、それどころでは無くなるかも知れません。
    政府が国債を発行して財政支出を膨らませ、日銀がその国債を買って財政を支える危うさは、そういう構図を作るところにあるのです。これがあるから日銀はいかに円安が進もうとインフレ圧力が高まろうと金融緩和で孤高を守ろうとするのだろうと感じないでもありません。
    日本がインフレになったり経常収支が赤字になったりした時のリスクの大きさを、改めて感じさせてくれる出来事であるように思います。


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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    中銀の損失に関しては、その実、きちんとした議論がなされてきたとは言えない状況です。

    確かに、中銀が損失を抱えたところで、中銀は機能し続けます。一方、本来なら国庫に入る納付金が無くなるわけで、それが歳入の減少に繋がります。また、損失の補填を政府が行う規約があれば、歳出の増加というかたちで、財政を悪化させることになります。

    FRBの場合、損失を別勘定にプールしておき、純利益に復した段階で損失をオフセットする。BOEの場合、量的緩和を通じた損失が発生すれば、政府がその負担を行う規約がある。各国によって、中銀の損失負担に関する建付は異なります。

    従来、あまり想定されていなかった事態なわけですがら、保守的に考える方がベターでしょう。


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