ヤフーの「どこでも居住可能」制度はどうなった? 東京圏からの“脱出”を選択した社員の転居先
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良記事。
Zホールディングス傘下となったLINEも「LINE Hybrid Working Style」と称して同様の取り組みを行っていますが、北海道が大好きだったかつての部下の一人は先日、北海道に移住しました。
リモートワークを異常に敵視して「コロナが落ち着けばオフィスに回帰するし、回帰すべき」みたいなことを力説する人は多いですが、大事なのはこの記事にあるように『社員が自分の好きな働き方を選べる』ことです。どうしても従業員をオフィスに戻すべきと考える経営者はそうすればよいし、全員がオフィスで働くべき、と思う一般社員はそういう企業に転じれば良いのだと思います。
最終的にはどっちの方がより欲しい人材を集め、企業として成長できるかと言うことかと思います。Twitterを買収したイーロン・マスク氏が全社員のオフィス出社を命じていますが、恐らく彼はオフィス出社を義務化した方が、自分が望むタイプの従業員を集められると考えているのでしょう(そしてそれは実際にそうだと思われます)。地方在住のリモートワーカーとして、様々な取り組みで数字がどのように変化してきたのか、とても気になります!
私の場合は東京圏からの脱出ではなく、地方から東京圏の企業に転職といった形(東京在住経験もあり)ですが、弊社でも地方在住者を支援する制度があり、ありがたく恩恵に預かっております。
以下に個人的に良いと感じている制度を簡単に記載してみます。
<良いと感じている制度>
・入社後一定期間、月に 1 度オフィス出社可能(交通費・宿泊費補助)
・Welcome Partner 制度(社歴の長いメンバーが、新メンバーのBuddy/Mentorとなって道先案内する、ランチ代やディナー代を会社が補助)
・同期会(同期入社とコネクションを作るためのライトなイベント)
・チームアップ支援(チーム内の親睦を深めるため会社が食事代などを補助)
人間関係の構築は想像よりも若干苦戦しておりますが、トータルでは心や体の状態をある程度セルフコントロールする必要はあるものの、とても満足しています。
私の住んでいる新潟では、平日であれば人気の店や観光スポットも空いておりますし、自由な働き方と組み合わせて意識的に心身のリフレッシュの機会を取るようにしていることも大きいかも知れません。
また、私の在住している新潟県では、地方へ進出される企業の誘致なども積極的に行なっておりますので、興味のある方は是非ご覧ください!
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/sangyoritchi/「働き方の自由度が増すことで、選択・決断に責任を持つようになり、社員の自立につながります」という点に非常に共感します。
リモートワークや多様なはたらき方について議論されるときに「自由」というキーワードを思い浮かべる人は多いかもですが、実は「自立」というところもポイントなのではないかと思います。
自立というのは会社が社員の幸せを考えるのを放棄したということではなく(実際にYahooさんはエンゲージメントサーベーを定期実施されてますよね)、社員一人一人が自分の生き方・はたらき方を自分自身の責任において決断することかと。そういった人たちは、その後何か苦労に直面しても、それも自分の責任の一部としてオーナーシップを持って力強く解決していけるのではないでしょうか。
また、自立した社員で溢れる企業は、それまでのマネジメントとは違った形のマネジメント(なのかパートナーシップというべきか)が求められると思いますが、より経験や能力値の高い人たちを会社にアトラクトできるというメリットもあると思います。