中国でコロナ規制抗議拡大、上海では「共産党・習近平退陣」の声
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中国には「天網システム」と呼ばれる監視システムがあり、20億以上と言われる監視カメラが張り巡らされています。極めて厳重な監視下にもかかわらず、こうしたデモが頻発していること自体が衝撃の事実といえます。それだけ「ゼロコロナ」政策への市民の不満が鬱積していることの証左とも言えます。
確認できる情報ではまだごく一部の動きであり、大きくこ広がる可能性は低いとは思います。それでも身の危険を省みず、抗議の声を上げた人が一定数に達した衝撃は決して小さくはありません。中国政府も人々の不満、ストレスが非常に高い状態にあることを改めて知り、なんらかの対応を迫られるでしょう
2019年の香港での大規模な抗議運動について勉強・調査をしている大学生です。
日本のSNSにも中国のWeiboから引用された、上海での抗議デモに関する動画が多く拡散されています。その動画の中で非常に印象的だったものが、一部の市民がレミゼラブルの劇中歌として有名な「民衆の歌」を歌っているものです。「民衆の歌」は抗議運動などで使用されるプロテストソング(抗議歌)の代表的なものの一つで、アラブの春や香港における大規模な抗議運動、ミャンマーでの軍部クーデターに対する抗議デモでも使用されてきました。また、2020年4月の上海でのロックダウンの際、市民らがSNS上に抗議の意を示すため、「四月之声(ロックダウン下の上海を鮮明に説明した動画)」に加えて、「民衆の歌」を投稿していたようです。
厳しいゼロコロナ政策を進める中国。確かに存在する市民らの不満に政府はどのような対応をしていくのでしょうか?
【追記 2022/11/28 01:37】
報道やSNS上の投稿を見続けていますが、本当に驚いています。日が明けたら、より詳細な内容が報じられるのでしょうか?ずっと心がざわざわしています。同時に、SNS上の動画を拡散、つまりリツイートや引用リツイートをする際、一旦立ち止まって、動画に映っている方々のことを考える必要性があるかもしれません。
〈本コメントに関連する動画〉
・四月之声 Voice from Shanghai Lockdown
https://youtu.be/38_thLXNHY8
・ANN (2022年4月23日) 「”不都合な動画”投稿相次ぐ ロックダウンの上海」
https://youtu.be/regJN0rMiB4
・Euro News (17 June 2019) Hong Kong protesters chant ‘Do you hear the people sing?’
https://youtu.be/LiFpZ9OOEe0