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物価の上昇につられて上がるなんてネガティブな引っ張られ方程度では日本に蔓延るデフレ不安神経症気質は払拭できません。
これは間違い無いと思います。
強烈なリーダーシップの首相が引っ張ることが一点突破の唯一の可能性だと思います。100%岸田さんではない。
ちなみに先週九州に行って聞いてきましたが、TSMC賃上げ効果は鹿児島まで波及しているそうです。
生産性上昇分を企業と従業員が分け合って賃金が上がって需要が増え、企業が設備投資と研究開発に資金を投じて更に生産性が上がる、という状況下で起きるインフレは賃金をインフレ率以上に引き上げて国民を豊かにしますけど、輸入に頼る資源価格の高騰、コロナ禍や戦争に起因する供給制約、量的緩和がもたらす円安、といったものが引き起こすインフレは、仮令それを追いかけて賃金が上がってもインフレ率に追いつかず、実質賃金が下がるのは必定であるように思います。
賃金は物価に遅れて上がるので、政府と経団連が音頭を取って組合も要求すれば、人手不足の折、名目賃金が上がる可能性はあるでしょう。しかし、モノの値段が前年比7~8%も上がる状況下で賃金を上げてサービス価格も上がって物価と賃金の悪循環が起きれば、日本で働くしかない従業員の実質賃金は、デフレの時代以上に下がるかも知れません。
悲しいけれど「2いまの物価上昇には届かないが上昇する」に一票 (/_;)
アメリカなどでは経営者の横に専属のエコノミストがつくそうで、そういった部分を理解できる人からの助言があるからこそ賃上げもよりスムーズに起こるのでしょうか。日本でも賃上げがもっと活発に起きて欲しいものですね。
欧米では労働者がデモを行うことで賃上げが行われる例が多いですが、日本ではこうしたデモはほとんどないですよね。企業側だけでなく、労働者の意識も変えていく必要があると思います。
あとは成長力に自信がある企業から順に賃上げに向かうと思いますがいまはちょうど過渡期と思います
全体が上がることに越したことはないですが、動的進行的なプロセスとして見ていったほうがいいかもしれませんね
インフレ圧力は苦難をもたらす場面もありますが、日本にとっては機会として捉えることもできるとも思います
ここを乗り越えられれば、経済の好循環プロセスに乗れるかもしれません
「ことしの物価高が反映されるため賃金上昇率は上振れるが、来年1年限りだろう。低賃金は分配の問題でなく成長の問題だ。日本経済の潜在力を高めないと賃金は上がらない」
専門家の今後の見方も悲観的になっていますね。
現状でも物価高になっていることは多くの人が実感していますし、その分賃金が上昇していないことも誰もが気がついていますが、今後の見通しも明るくないとなると益々家計は財布の紐を閉め経済が縮小してしまいますね。
今朝は下記のような調査結果も出ています。ご参考まで。
【来年の値上げ検討は23% 賃上げは一部、主要80社調査】
https://newspicks.com/news/7837439
毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/30-1.html