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直前の情勢調査通りの結果でした。
地方選挙であること、国民党がコロナ政策、経済政策等内政面で民進党への批判を続けた事で、対中国政策は争点になりませんでした。
国政で民進党政権が続いていることの反動もあったと思います。
したがって、今回の結果がイコール対中国政策否定ではないと思われます。

また、今回首長選挙に出馬した面々を見ても、全体的に民進党は人材の谷間に当たっている印象も受けました。
いずれにしても民進党は次の総統選に向けて体制の立て直しが急務になります。
民進党が今回南地域以外で大敗、蔡英文の故郷で民進党支持層の厚い屏東県でもかなり肉薄し、多くの都市で国民党勝利となりました。そして蔡英文も党首を辞任
ライブのコメントでは国民党派と民進党派で荒れてます笑
中国の視点的には共産党の最近の強い軍事圧力やサイバー攻撃なども功を奏したと言えると思います。

しかし台湾の選挙というのは投票するには基本本籍地(出生地や持ち家の地区)で行う必要があり、賃貸が多い北部都市圏、特に若い人は地元に帰らなければならないので、わざわざあまり地方選のために積極的には帰ってないのではと思います。なので地元の比較的年齢層の高い人からの投票がメインで今回の結果につながったのも一因と想像します。

(あとは台湾は基本賃金が安かったりその割に都市部の不動産が不釣り合いに高かったりするので、色々そう言う不満も今の政権にあるというのもあります。)

とはいえ、2024年の次の総統選であれば若い人もかなり参加するため帰省すると思うので、結果はまた違うかもです。
蒋介石のひ孫、蒋経国総統の孫にあたる蒋萬安氏が当選です。国民党のエースというべき政治家で、ペンシルバニア大で法学博士号、カリフォルニア州顧問弁護士で、シリコンバレーなどで多くの企業を顧客としていました。
 そういう経歴ですから、蒋萬安氏は、国民党の政治家にしては、米国的な意味でリベラル、親米的で、対中国関係にしても、むしろ民進党に近い対決的な主張をしています。少なくとも、1国2制度による統合などには反対しています。
 次の2024年の総統選でも候補になるかもしれません。国民党の古風な政治家たちよりも、民進党から中間層の票を奪ううえで有利でしょう。
今回の地方統一選で与党が大敗するのも、それを受けて蔡英文総統が辞任表明するのも、想定内とまでは言えないまでも、サプライズではなかったと思います。蔡総統の任期はそもそも2024年までであり、民進党として重要なのは、24年の選挙で与党としての地位を守ること、そのために、蔡総統自身が、側近たちと十分な戦略を練った上で、「勝てる候補者」を選び、立てることである、という局面は、今回の選挙を前後して変わらないと思います。

昨日、中国の官製メディアは「蔡英文、民進党主席を辞任」を速報し、ネット上でも一気に出回っていました。対台工作の道具にしたいということでしょう。中国側の今後の出方も見ものです。
台湾に限らずですが、地方選挙と中央政府を決定する選挙は、異なる論理が働くことがあります。重金さんのコメントに、今回の結果については集約されていると思われます。
中国という差し迫った脅威に対峙している台湾の人々には信頼をおくべきです。国民党は台湾の力を削ぐような行動はしないはず。わが国としては、一喜一憂せず、彼らを信頼し、淡々と台湾を応援し続けること。それを貫くべきと思います。
多くの識者や現地に住む人が指摘しているように、地方選なので、今回の民進党の敗北=対中国政策の否定ではないでしょう。しかし、国民党が伸びて2024年の総統選も有利にすすめると、対中政策にも影響が出てくる。

選挙で選ばれた政治家、与党が内政も外交も広範に担当することで、「それに関してはそういうつもりではなかったのに」と、投票した人達が本来望んでいたことと違う方向に国が進むことがありうるというのが民主主義の難しさの一つだと思います。
ウクライナ危機を受けて、台湾危機も伝えられる昨今。

選挙民のどれくらいの割合の人々が危機感を抱いているのでしょうか?
この結果を「危機感の表れ」ととらえればいいのか「平和ボケ」ととらえればいいのか、詳細は続報を待ちます。
台湾が中国に近寄ると、半導体の安全保障問題が起きそうだ。その最前線に日本が立たされることは必須。半導体は資本主義国のライフラインなので、日本は半導体のメガサプライヤーになるべき。その意味では先日の企業連合プロジェクトは投資額的にも中途半端。
これは目が離せない。国民党が躍進すれば、また、大陸との関係も変化がありうる。