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【解説】最旬の哲学者、W.マッカスキルが語る「未来への責任」

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「哲学者」というのは、古典的には、こういう100万年後の未来予言とかではなく、今現在の、自分を含めた人間について、人間の生き方について語るものですが、それはともかくとして、
     学者というのが、長期的に、遠い外国のことも考える傾向が強い、というのは、一般にいえます。100年後のことを考える人も、日本にとって経済的重要性の少ないアフリカの小国で起きている紛争について考える人も、いないよりはいた方がいいでしょう。
     もっとも、100年後のことだってまずわかりませんから、100万年とかのスパンで確実なことがいえる人など、いるわけがありません。
     西暦1800年にインターネットが社会や経済をどのように変えるか、について予測できた人などいなかったでしょう。

    数値的に、長期的に考える、というのは魅力的で、成功すれば大きなアドバンテージとなることです。西暦1990年に、インターネットの出現でEコマースが急速に発展するに違いない、と予測できた人がいれば、莫大な利益を得ることもできたでしょう。その利益だけでも、数百万人の難民に住まいと教育と職業を与えるに足りるでしょう。

    数値的に、長期的に考えることと、目の前の苦しんでいる人を助ける、というのは別のことです。両立できないわけではありませんが。
     ブッダも孔子もソクラテスも、人間を数値でとらえて、未来の人間をできるだけ多く救うとかいったことは論じていませんでした。苦しんでいる人間は目の前にすでに多すぎるほどいて、その1人1人に話しかける、というだけでも、身を切るように大変なことです。
     数値的に、長期的に考えることも必要、というのは、それはそうです。ただ、今現在、死に直面するほど苦しんでいる人間に何かしないで、未来の人間を救う、と言っていても、おおむね信用できないでしょう。


  • NewsPicks 副編集長

    2010年代に入り、IT界隈の後押しもあって急速に拡大した「効果的利他主義(Effective Altruism)」運動。その立役者のひとりとして脚光を浴びるのが、35歳のオックスフォード大学准教授、ウィリアム・マッカスキルです。

    イーロン・マスクとの交流が注目されたり、今年8月に出版された新著がベストセラーになるなど、一躍メディアの寵児となったマッカスキル。一方、直近では破綻したFTXの創業者サム・バンクマン=フリードとの関係が取り沙汰されており、さまざまな意味で「時の人」といえます。

    ともあれ、彼が提起する議論が、多くの人の倫理観に影響を与えているのは間違いありません。そこにはどのような思想があり、どのような点が支持されているのか。これからの世界のあり方を考えるきっかけになる刺激的な道徳論を、スライドでわかりやすく解説します。


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    A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング

    我々、ホモ・サピエンスが誕生してからまだ「20万年」ですが、恐竜は2億3000万年前から6600万年前まで「1億6000万年以上」も地球上に存在していました。その末期に登場したのがティラノサウルスで約200万年も地球上の最強生物として君臨し、隕石の衝突で絶滅しました。

    我々の先祖はチンパンジーから枝分かれしたのが「700-600万年前」で、「100万年前」は猿人から原人に進化した後ぐらいです。
    そう考えると、この本に書かれている「100万年先」はとてつもなく遠い未来です。

    今を生きる人間が未来への責任を追うのは当然だと思う。100万年先が難しければ、少なくとも「今年生まれた子供が生きているだろう22世紀初頭への責任」は最低果たすべきです。

    特に、地球温暖化を含めた環境の問題は安易な現実論に走ってほしくない。私の人生は残り20-30年程度だと思いますが、今まで楽しませてもらった分、我慢する用意はできています。


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