ユニコーン100社で日本は変わるのか
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日本政府によるスタートアップ政策。岸田政権の肝煎政策としてここ一年再三報道がありましたが、いよいよまとまりました。これ自体は政府のコミットが高まったということで歓迎すべきでしょう。
<政府支援策の主なポイント>
・ユニコーン数 6社から100社へ
・スタートアップへの投資額を2027年度に10兆円規模(v.s.0.8兆円 now)
・大学発スタートアップを増やすため、1大学につき1社のIPOやM&Aを目指す
・産業競争力強化法を24年メドに改正し、産業革新投資機構(JIC)の運用期限を現在の34年から50年までに延ばす
・企業が社員らに付与するストックオプションの期間も、現在の最大10年から延長
特にインパクトがある数字としてメディアでも報道されているのが、「10兆円」と「ユニコーン100社」だと思います。この政策が日本を変えるのか?今日はこの政策のインパクトについてトピックスに投稿しました。ユニコーンが多く輩出される内訳には、バイオ・創薬ベンチャーも大きな一角を占めていると思います。
最近のデューデリだんや今日の記事でも紹介されているスパイバーもユニコーンの一つですし、こちらのコーラルキャピタルさんの記事では、既に上場してしまった隠れユニコーンとして、ユーグレナやペプチドリーム、リプロセル、モダリスなどが取り上げられています。
https://coralcap.co/2022/06/uncovering-japans-41-hidden-unicorns/
また、上場時期がもっと早いものでは、マザーズ上場のそーせいグループやジャスダックの前身の市場に上場したJCRファーマも隠れユニコーンに含めてもよいだろうと私は思っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%83%BC%E3%81%9B%E3%81%84%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
https://ja.wikipedia.org/wiki/JCR%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9E
日本の創薬は世界で3位です。こちらをもっと成長させ、日本経済復活の重要な柱の一つなることは十分に期待ができるだろうと思います。
https://www.jpma.or.jp/opir/news/067/11.htmlユニコーン100社でも経済インパクトは大きくなく、かつ、困難だが、今回の政策を活かし新領域を開拓すべしという指摘に同意。「世界一多い」既存の大企業がどう活性化するか。「ものすごく多い」中小企業がどう変わるか、特に日本の特徴である老舗企業がどう価値を高めるか、が大事だ考えます。