塩野義コロナ薬「ゾコーバ」、28日から本格的に供給開始
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多々批判がありますが、
症状が1日縮まることがどうでもいい人と、大事な人といると思いますので、
まったくもって意味のないものではないにしても、
そのために何万円もの薬を使うか、という問題があり、
それを必要な人が自分で費用負担して服用するのは、承認薬ならいいと思いますが、
それを公費で負担して無料で提供する合理性があるかというと、
甚だ疑問です。
注目のコメント
コロナによる医療逼迫を引き起こさないためには、以下の対策が重要です。
①ワクチン接種で集団免疫をつける、重症化を予防する
②若年、基礎疾患なしのリスクが低い人は病院を受診せずに自己検査、対症療法で自宅療養
③リスクが高い人は早期診断し、重症化予防の効果のある治療薬(パクスロビドなど)で早期治療し、入院が必要になるほどの重症化を防ぐ
④コロナによる入院をなるべく減らし、病院ではコロナ以外の疾患の治療をする
こういった目線で見ると、ゾコーバが使用はこの流れに逆行することになります。ゾコーバの使用対象は主にリスクの低い②の患者で、メディアなどでゾコーバが取り上げられると、本来受診をしなくて良い、若くて健康な方が救急外来に殺到し、処方を求めるようになります。その結果、③のハイリスクの方への対応が遅れ、コロナによる入院や救急外来を受診する人が殺到し、コロナ以外の病気の治療ができなくなります。
「治療の選択肢が増えたから良いではないか」という意見があるかもしれませんが、この薬の承認が医療崩壊を助長しかねないことにも注意しておく必要があります。ゾコーバが出たので、隔離期間を見直す、とかあればゲームチェンジャーでしたね。
ウイルス量の減少がどれだけ後遺症に影響を与えるか、というのが今後の評価に変わるでしょうが、どれだけ処方例が積み上げられるか、また後遺症を拾えるかですねえ。
現在の隔離期間が症状発症から7日以降+症状軽快から24時間後。
ゾコーバは3日以内に飲み始めて7日後に症状軽快という成果。もちろん最大で10日から9日や8日へと症状を軽快かさせる効果が実証されているのですが、現在の隔離期間の7日間を短縮させるかというと、難しい…
https://www.mhlw.go.jp/content/000928216.pdf
症状が出た日から7日間以上経過、かつ症状軽快から
24時間以上経っていれば、検査なしで職場等への復帰可能(★)(注)