[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)は24日、ロシア産石油価格の上限設定を支持する国に対し石油・ガスを供給する計画はないと言明した。しかし全ての状況を精査し、最終決定するとした。

クレムリンのぺスコフ報道官は「現時点で、上限設定やその計画に参画する国に石油やガスを供給しないというプーチン大統領のスタンスを堅持する」と語った。同時に「われわれの立場を形成する前に全ての状況を分析する必要がある」と付け加えた。

主要7カ国(G7)はロシア産石油の価格上限について、1バレル当たり65─70ドルで設定することを提案。しかしこれを巡り、欧州連合(EU)EU加盟27カ国の間では意見が分かれ、決着は持ち越された。