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【直撃】スパイバーの「人工タンパク質」は何がスゴいのか

NewsPicks編集部
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  • コンサルタント 副社長

    【只今一言】全ての素材がタンパク質合成品に変わる時代

    そんな未来がやって来るかもしれない。
    微生物にタンパク質を生成させて、必要な性質を持たせる技術。
    既に人工ステーキ肉も試作段階に入ってるとか。
    分野を問わず使われそうで期待が膨らんでいくのがわかる。
    日本発のユニコーンとかになりそう。


注目のコメント

  • NewsPicks 編集部 記者・編集者

    こちらのデューデリだん!に入りきらなかった https://newspicks.com/movie-series/72?movieId=2377 お話をインタビューにまとめました。

    いろいろな分野の材料への応用が期待されている構造タンパク質ですが、これまではいかんせん量が少ししかつくれなかったために、展開も限定されていました。新工場の稼働で素材の生産量が増えるので、これからさまざまな商品に配合されて出てきそうです。

    スパイバーは設立当初から「夢の新素材」を作る会社と表現されてきましたが、どんな夢を叶えるものかは大きく変わってきました。かつては人工クモ糸の開発、そして機能的で軽い新素材。そして今は、循環型社会のための技術。今回はかなり大きな青写真を語ってくれましたが、これをどうやって実現していくのか、今後も見守っていきたいと思います。


  • Polymer manufacturing industry Principal Research Scientist

    クモの糸は単位面積あたりで鉄よりも強い、という話を聞いたことのある人は多いのではないかと思います。スパイバーの技術は、生物材料と近似した材料を人工的に生産する試みのうち、そもそも人類が活用できていなかったクモの糸というタンパク質素材を材料として世に送り出した稀有な成功例です。

    タンパク質は基本的に分子レベルで機能を発揮するものです。消化酵素が良い例です。材料として機能するタンパク質は、絹・クモの糸(フィブロイン)、羊毛・爪・毛髪(ケラチン)、コラーゲンなどに限られています。筋肉(ミオシン)は食べますけれども、材料にはならない。

    人類の歴史において、材料科学は「自然から採れるものを人工物に置き換える」か「自然界にも無いものを創る」ことの積み重ねです。自然界から採れるものが安価で優れているため、いまだ人工材料で置き換えられていないものもあります。

    ■置き換えられていないものの例
    ・木材(紙)、綿などのセルロース ⇒化学合成が困難な多糖類+自然界から安く採れる
    ・コラーゲン(=ゼラチン) ⇒細胞に生産させるしかないタンパク質+自然界からそこそこ安く採れる

    スパイバーの成果は、化学合成が困難かつ自然界からも採りにくいが超高機能であるクモの糸というタンパク質を材料として世に送り出した成果。このように位置付けることができます。


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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    地域によって持続可能なバイオマス資源を調達する、食糧資源と競合せず、できたら通常焼却や埋立をしている廃棄物を使う(バガスなど)、といった点が鍵となりそうですね。

    自動車パーツへの適用にも触れられていますが、今資源循環において課題となっているのは、どの車種にどのようなパーツが入っているか、熟練の経験者でも実際に解体してみないとわからないという点です。

    バイオプロセスによるリサイクルが適するパーツが、確実に取り外され専用処分施設に行くまでのルートを構築してはじめて適正な資源循環ができるということになります。

    こういったことに気を付けないと、場合によっては車体についたままプレスされシュレッダーにかかり、他素材と分けられなくなり、他素材の品質を落とす懸念もあるかもしれません。

    取り外しやすい部分や目立つ部分(ボディなど)、生分解性が求められる部分(マイクロプラスチックが発生しやすいタイヤなど)のみに使用するなど、メーカーやリサイクラーとを交えて色々と検討が必要そうだと感じました。(車以外の製品も、複合素材の場合ほぼ状況は似ています。)


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