偽者の仏大統領と「電話会談」 着弾の日、実はロシア人―ポーランド大統領
時事ドットコム
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この「いたずら」を仕掛けたのは、"Vovan"と"Lexus"と名乗る、ロシア人の2人組です。
各国首脳などの要人を装って、ロシアや諸外国の要人に電話をかけてその通話内容を暴露する、という「芸」を売り物にしています(たとえば、ロシアの総選挙中に、副首相を装って選挙管理委員長に電話をかけて選挙結果を聞きだすなど)。
これまでも、
・モルドバ大統領
・エルトン・ジョン
・トルコのエルドアン大統領
・米国のサンダース議員
などに電話して、政治的発言を引き出しています。
今回の件は、「いたずら」「芸」というには、あまりにも深刻です。
ポーランド領にミサイルが落下して、死者2名が出た直後に、フランス大統領を装ってポーランド大統領に電話することで、「ロシアの責任は問わない」「ロシアと戦争をする意図は無く、NATOにもロシアとの戦闘を求めない」という言質を引き出しています。
しかも、この通話記録はロシア政府の諜報機関に渡されています。ロシアの諜報機関の工作と見られても仕方ないでしょう。こうしたなりすましは以前から存在したが、ツイッターの認証マークみたいに本人確認出来れば…とおもったけど、その認証マークも8ドル/月で買えるんだっけ(もうそのサービスはなくなったけど)。
本人確認ってされずに電話取り次ぎがされるものなのでしょうか? 電信連絡は意外とスルーなことにビックリ。
今後、合成音声やAIによる情報収集の技術が進むと、さらに音声なりすましは行いやすくなると思われます。
電話・メール・FAX(FAXは残るのか?)での本人確認技術も重要とな理想です。そういえばこの辺の確認技術ってあまり見聞きしませんね。