問われるVCの甘い投資査定
日本経済新聞
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注目のコメント
「多額の出資を突然受けるスタートアップは、むしろ事業が失敗するリスクを抱え込む。
「むやみに多額の資金を投じるのは、車にジェット燃料を投入するようなもの。むしろ悪い結果を生む」とゴールドバーグ氏は指摘する。」
そのとおりというか当然そう。
しかしこの5年のパーティの大音響の中でそんな事を発言しても誰にも聞こえない状況だった。今、音楽が止まり波がすごい勢いで引きはじめて、やっと正論が聞こえるようになってきた。上場後のパフォーマンスは良くないかもしれないですが、どちらも上場するレベルの事業で、少なくともリターンを得てる投資家もいるので、事業が失敗した事例ではないはず。
「多額の出資を突然受けるスタートアップは、むしろ事業が失敗するリスクを抱え込む。米シェアオフィス大手のウィーワークが19年に新規株式公開(IPO)の中止を余儀なくされたのも、今年初めからの住宅価格の下落により業績が悪化している不動産の米テック企業オープンドアもいい例だ。」DDもそうですが、その後のガバナンス体制にも問題があったでしょう。
ちなみに、このガバナンスの問題はFTXに限った話ではないです。
近年、VCがBoard seatを取ることを回避するケースは、クリプト関連(特にトークン発行する)のスタートアップで多く起こってることです。
ひとつには、Board seatを取ることがリスクだとVC自身もわかっていたから。
また、クリプト関連のBoard seatにつこうとすると、訴訟費用をカバーする保険に入れない/高騰していたことも影響していた模様。