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「むやみに多額の資金を投じるのは、車にジェット燃料を投入するようなもの。むしろ悪い結果を生む」とゴールドバーグ氏は指摘する。」
そのとおりというか当然そう。
しかしこの5年のパーティの大音響の中でそんな事を発言しても誰にも聞こえない状況だった。今、音楽が止まり波がすごい勢いで引きはじめて、やっと正論が聞こえるようになってきた。
「多額の出資を突然受けるスタートアップは、むしろ事業が失敗するリスクを抱え込む。米シェアオフィス大手のウィーワークが19年に新規株式公開(IPO)の中止を余儀なくされたのも、今年初めからの住宅価格の下落により業績が悪化している不動産の米テック企業オープンドアもいい例だ。」
ちなみに、このガバナンスの問題はFTXに限った話ではないです。
近年、VCがBoard seatを取ることを回避するケースは、クリプト関連(特にトークン発行する)のスタートアップで多く起こってることです。
ひとつには、Board seatを取ることがリスクだとVC自身もわかっていたから。
また、クリプト関連のBoard seatにつこうとすると、訴訟費用をカバーする保険に入れない/高騰していたことも影響していた模様。
(以下本文抜粋)
それによると、会議に出席していたFTXの創業者サム・バンクマン・フリード氏は自社を「顧客が自分が預けた資金を使って何でも好きなことができる」ような「スーパーアプリ」のごとき存在にしたいと熱弁を振るった。そうした発言にセコイアの投資家らはすっかり魅せられ、「この創業者を気に入った」とチャットに書き込んだり「私もだ!」と叫んだりした。
だが会議の間、バンクマン・フリード氏の側に座っていたFTXのある幹部は別のことに気づいていた。「あいつは会議の間じゅうパソコンゲームの『リーグ・オブ・レジェンド』をやっていた」と。
十把一絡げで「VCは」という扱いは適切でないと思います。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません