高額化するタワマンの管理費、放置しておくとこんなに資産価値が下落する!
マネー現代
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管理費の設定方法については誇張されている面もありますが、基本的にはマンション管理費というのはブラックボックス化された世界であり、同じマンション管理会社の管理物件毎利益率も倍以上の開きがあることもあります。
管理会社としても、提供サービスと価格体系を一律化したいものの、管理組合からの値下げ要求•リプレースの脅しがあり、個別交渉に応じた結果、このようなバラつきができてしまったという背景もあります。
50-60年のマンションの寿命の中、値下げに熱心な理事長が現れ、厳しい価格交渉が待ち受けていること、逆に、管理会社からの管理費値上げ交渉は住民の抵抗が激しく難しいこと、昨今の資材や将来的な人件費高騰を考えると、「初めから高めに設定しておく」という判断は合理的とも言えます。
また、管理会社は立場が弱いため、管理委託契約外の”サービス”で、管理組合の場当たり的な要望に付き合わされたり、理事会の頻度アップや分科会への参加要請により、物件毎にかかる費用も異なってきます。このあたりは、蓋を開けてみないとわかりませんし、年々変化します。
このような複雑な背景があることも、価格とサービスの一律化が難しい理由と言えるでしょう。タワーマンションに限らず、マンション管理はつねに管理会社へ適切なプレッシャーをかけつつ、ブラックボックス化させないことが重要ですね。
同時に、管理会社側はコストビジネスから脱却できるよう、さらなるDXを推し進めてほしい。