JAXA、「オモテナシ」着陸断念を発表 日本初の月面着陸は失敗
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注目のコメント
ちょっと厳しいことを言うと…
小型ミッションはハイリスクなことに挑戦するのが意義だから、失敗は受け入れるべき。これはもちろん。
でも、その失敗が今回の挑戦である月着陸ではなく、宇宙機の最もベーシックな機能たる姿勢制御→通信の確立で起きたのは非常に残念。これができないと、月着陸どころか一切何もできません。同時に打ち上げられた東大のキューブサットは手堅く初期運用に成功しています。
これは「リスクを恐れず再チャレンジしよう!」という前向きコメントだけで終わらせてはいけない種類の失敗です。しっかり原因調査をし、次への教訓を引き出さなくてはいけないと思います。とりわけ、もちろん結果論かもしれませんが、どうして今回のような事態を想定し太陽電池を裏側や側面にも貼らなかったのか、気になります。
とはいえ、今回一番落胆が大きかったのは開発や運用に携わった方たちでしょう。この数日間の必至の試み、お疲れ様でした。僕が上に書いたことも釈迦に説法でしょう。どうかまずは少し休んで、次のミッションを成功させるために頑張ってください!!10台のピギーバック探査機のうち半分は電波受信できてないらしく、分離機構の問題なのかも。既にスピンしているみたいだし。
月探査「アルテミス計画」の打ち上げ成功と日本の探査機の着陸断念について解説します
https://youtu.be/FD5KHYG4fQ8こういうものは、数を重ねる必要があります。今回のような物理的チャレンジとコンピュータ上の仮想空間でのシミュレーションのことですが、いずれもお金がかかります。目先のことに一喜一憂しなくてよいような、しっかりした予算をつけることが必要な分野であることを、まず認識する必要があるでしょう。