なぜ、環境にも財布にも優しいのに「服のサブスク」は広がらないのか
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私が一時期服のサブスクを利用していた時に、身内のものが男性用もあればいいのにと言ってたことを思い出しました!
たしかにどのサイトも女性の服ばかりですね。
でも男性の服っていつも同じようなパターンが多いので、
果たして需要があるのか疑問ですね。
サブスクの良かった点は汚したりしてもクリーニング付きなので心配しなくて良いこと、クローゼットを占領する冬物を借りられる点くらいでしょうか。
なので私は冬しか利用してませんでしたね
注目のコメント
記事にあるairClosetのみならず、大丸松坂屋百貨店が展開するAnotherADdressもサービス開始時に人気で順番待ちになるなど、お洋服のサブスクリプションへのニーズが高いのは事実ではあるものの、データを見る限り、継続性に課題があるのでしょうね…。
お客様は、できるだけ安価にファッションを楽しみたいニーズがあるものの、ファッションがゆえ、ワクワクのマッチングも欲しい。ファッションという領域は、好みはもちろんのこと、感情の要素が多分に絡み、また非言語の要素が多いことから、その「ワクワク」がどういうものなのかを言語化して実際にマッチングに落とし込むことがとても難しいのだと思います。
また、1ヶ月に3着送られてきても、日常生活の中で、どんなに袖を通しても、せいぜい数回程度になってしまう中で、サブスクリプションの費用対効果を考えてしまうのかもしれません。
ちょうどZOZOが「似合う」という曖昧さに対して正解を導くべく似合うラボの展開を始めましたが、ZOZOTOWNのお客様でも82%が自分に似合うファッションが分からないなどの悩みを持つとのアンケート結果があり、「ワクワク」もそうですが、ファッションの曖昧さが解明できると、より良いサービスが提供できる可能性があるのでしょう。
他方、コロナを機に、手持ちのお洋服を断捨離する人は増えていますし、環境の面からも衣料品の循環消費はますます拡大することが見込まれています。その点では、二次流通は、サブスクリプションの競合でもあるといえるかもしれないですね。
メルカリによると、フリマアプリ利用者の6割がリセールバリューを意識し新品を購入しているそうで、メルカリは、メルカリで売買した商品やメルペイで購入した新品がデータ連携されて簡単に出品ができる持ち物リストサービスを展開しており、広がると、ますます衣料品の流動化に繋がりそうですね。「最近の若い方は環境に優しいことが購入理由になる」ということは20年以上前から言われています。しかし、残念ながら一部の方にしか当てはまらないのです。そのような方がマジョリティならSHEINの服など誰も買わないでしょう。
「月額7800円から」というのが財布に優しいとも思えません。給料が20年増えない中で、ファッションに月額7800円も払う若者は決して多くはないでしょう。
いずれにしても「モノのサブスク」は難しいですよね。本当に服やファッションが好きな人は、出会いの過程も楽しみたいんですよね。それは必ずしも似合う似合わないとか、費用対効果云々ということだけではないんです。ネットで見ていたら、街を歩いていたら出会ってしまった!みたいなワクワク感が欲しい…。
服のサブスクを試してみようと思ったことはありますが、事前アンケートで根掘り葉掘り聞かれる時点で挫折しました。ファッションはもっと感覚的なものであってほしいし、インスピレーションも大切にしたいです。