[17日 ロイター]- - 中国の電子商取引(EC)大手、アリババ・グループ・ホールディングが17日発表した2022年7─9月期決算は売上高が前年同期比3%増の2071億8000万元(289億6000万ドル)だった。

新型コロナウイルス対策の規制や経済見通しの悪化で個人消費が低迷したため、四半期売上高の伸び率は予想を下回った。リフィニティブによるアナリスト25人の予想平均は2086億2000万元だった。

出店者がアリババのサイト上で広告などに費やした金額を指す顧客管理収入(CMR)は7%減と、過去最大の落ち込みを記録。CMRは通常、売上高全体の3%を占める。

張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は電話会見で、消費需要は弱く、各地で新型コロナが再拡大したため、さまざまな異なる場所で物流が混乱あるいは停滞したと述べた。

純損益は205億6000万元の赤字。

一時的な項目を除いた調整後の1ADS(米預託株式)当たり利益は12.92元と、市場予想の11.62元を上回った。

アリババは先週、世界最大のオンラインセール「独身の日」の取引額が昨年並みだったと発表し、初めて具体的な取引額の公表を見送った。

アリババが33%出資するアント・グループの4─6月期利益は77億2000万元で、前年同期比63.2%減。アリババはアントからの利益を1四半期遅れで計上している。

自社株買いプログラムを150億ドル引き上げ、25年会計年度末まで延長することを決算発表で明らかにした。

既存の250億ドルの自社株買いプログラムでは、11月16日までに約180億ドルを買い戻したとしている。