「心理的安全性」が高い大企業で、若手の早期離職が加速する皮肉 足りないのは何?
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足りないのは、「キャリア安全性」とのこと
■キャリア安全性の構成要素
-このまま所属する会社の仕事をしていても成長できないと感じる(時間視座)
-自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる(市場視座)
-学生時代の友人・知人と比べて、差をつけられているように感じる(比較視座)
私の出自である大企業でも、20代中盤〜30代前半の若手社員から退職の相談・報告を受けることが増えました。行く先は、留学・ファストリ・楽天・リクルート・コンサルティングファーム・ベンチャー(友人が役員をやっている)など、多様ですが、概して「キャリア安全性」は、現状の勤め先よりも高いように感じます。
記事の最後の問いかけに、「漠然とした不安と戦う若者に、キャリアの安全を提供できるか」とあります。大企業には、定期的な全社研修やオンライン学習などの仕組みがあり、そこで多階層に亘りCSR・コンプラ・DX・ハラスメント・マネジメントなどの研修が提供されます。
一方で、「部下のキャリア安全性を確保・高めるための上司研修」というものは、私はまだ見たことがありません。辞めていく/より挑戦の場を求める若手に対して、「バブル〜氷河期前・中盤入社のマネジメント層」の経験や思想任せでは、キャリアの安全性を求める若手に対し、納得いくアドバイスを行うことは難しいと思います。