バフェット氏のバークシャー、台湾TSMC株41億ドル超取得
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バークシャーは半導体流通大手のMouserを買収したので、半導体産業の成長性を確信したのでしょう。半導体が成長産業であることを理解した上で、その製造企業のトップに立つTSMCに投資したということは、ここ数年は間違いなく時価総額がもっと増えると見てのことでしょう。TSMCはかつて海外の業界関係者からarrogantといわれた時期がありましたが、その時以来反省して業界第一主義に戻ったので、TSMCの首位は当分変わらないでしょうね。非常にしっかりした会社ですので。
興味深いですね。TSMCがつなぐサプライチェーンは防衛上の生命線であり、台湾にとって同社は虎の子といえる存在です。
先日の米中首脳会談では対立を回避する無難な姿勢に終始したものの、バイデン政権は民主党の従来の中国に対する関与政策から対抗政策に転換しており、この基本方針に変更がないのだとすれば、今回水面化でバークシャー・ハサウェイが株式取得を進めてきたことは、台湾の安全保障に対して米国がコミット(あるいはそれをバフェットが確信)していることのサインと捉えられるかもしれません。このタイミングでバークシャーがTSMCに大口出資という動きは、色々な意味で興味深い。バフェットさんは、長く生き残る会社に長期で投資をするというのが私の理解ですが、これは「台湾」にある会社のリスクは長期で取りうるとのメッセージかも知れないと受け止めました。