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中国、「レッドライン」は台湾=足場固め対米けん制―米中首脳会談

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  • ソフトウェアエンジニア

    安倍さんが第二次安倍政権で北方領土問題を解決したかった思いと同じものを習近平国家主席は持っているということですよね。あと、日本も米国も1つの中国を支持しているのですが、これと台湾防衛って矛盾してますよね。あいまい戦略とは言いますけど、では台湾が親中派に染まって平和的に中国に吸収されるのはOKなのでしょうか。そこら辺がよく分からないんですよね。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    米国の側は、台湾について「レッドライン」を設定することができません。
     米国が伝統的にとってきた台湾政策は、「戦略的あいまい政策」(strategic ambiguity)です。

    日本については、日米安全保障条約があり、日本の領土が攻撃された場合のレッドラインは、(多少のあいまいさはあるにしろ)かなり明確です。米軍がどのように行動するか、ある程度決まっています。

    1979年に米国が中華人民共和国と国交を樹立するまでは、米国と台湾(中華民国)の間に米華相互防衛条約がありました。
     しかし、1980年からは、米国は台湾を国家として承認しておらず、安全保障条約もありません。
     米国の国内法として「台湾関係法」があり、台湾に兵器を供与することはできます。
     しかし、台湾を守るために米軍が戦う、という法律は存在しません。戦わないと明言しているわけでもありませんが。これが「戦略的あいまいさ」です。

    中国のレッドラインははっきりしています。
     中国の見解は、台湾は中国の領土であり、中華民国を名乗る反乱分子が占拠している、というものです。中国政府としては、反乱分子を討伐するか、降伏させるかして、中国政府の統治を台湾に行き渡らせる、という方針を明確にしています。
     この方針を外国が阻止しようとすれば、それがレッドラインです。

    日本もそうですが、米国もまた、台湾についてはあいまいなままにして現状維持にしておきたい、という願望があります。
     中国政府には、犠牲を出してでもあいまいな現状に終止符を打つ、という明確な意思があります。

    米国がレッドラインを引きたければ、台湾を国家承認して、安全保障条約を締結して、どの段階で米軍が戦闘に出るのかを明確にする必要があります。内々で妥協案をつくる、というのはもう無理です。中国が承知しません。
     今のままだと、中国政府としては、米国も日本も文句を言っていないし構わないよな、ということで台湾の反乱分子排除に乗り出す論理を組み立てられます。

    米国がレッドラインを引くのは、即開戦、ということになりえます。これは早ければ早いほどよかったのですが、もはやかなり時機を逸しています。
     今からやるなら、よほど秘密裏に根回しして、国家承認と同時に条約締結して米軍が万単位で台湾に駐留している、くらいの準備があった方がいいでしょう。


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    楽天証券経済研究所 客員研究員

    今回の米中首脳会談において、習近平主席かバイデン大統領に訴えた最も重要な内容が台湾問題についてだったと思います。

    レッドラインの部分に関して、中国外交部が発表したプレスリリースによれば、より正確には、中国にとって「核心的利益の中の核心」である台湾問題は、「中米関係が超えてはならない最初のレッドラインだ」。要するに、レッドラインはいくつかあるけれども、その中で最も重要な、中国として最も妥協ができないレッドラインが台湾問題、という意味です。

    この点、我々は正確に解読した上で、中国側の戦略的意図を知るべきだと思います。


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    株式会社ナウキャスト 取締役会長

    中国がいうレッドラインとしての「台湾問題」が何を意味するのかで今後のシナリオは変わってきます。「台湾併合」は国内問題だとする議論は、いつ聞いてもよく分からない。国内なのに、なぜ併合が必要なのか、私には論理矛盾に見えます。それでも中国が「台湾問題」などと曖昧なことを言っているうちに、日本は防衛外交面での準備を怠りなく進めて足元を固めておく必要があるでしょう。


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