【単刀直入】最強「SHEIN」はサステナブルか聞いてみた
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「若者はお金がない、けどトレンドを取り入れたい」という気持ちは納得、だけどやっぱり時代に逆行している気がしてなりません。ぼくは買いませんし、できれば「SHEINがイケてる」という若者文化にならなければいいなあと思っています。
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「SHEIN」はサステナブルかと問われると、過剰な消費を煽るビジネスを行っている限りは、「否」と答えざるを得ないと思います。このような記事が特集として組まれたのも、「これってサステナブルなの?」という私達の漠然とした不安を感じ取ってのことだと思います。
一方で、服のサプライチェーンが全て国内で完結するという特性を活かし、業界を先んじて多くの工場をデジタルで有機的に繋いでいること、これを活かして状況に応じた柔軟な生産体制を作っていること、これによって余剰生産在庫を極端に引き下げたことなどは、独自の特徴で興味深いです。
いずれは雇っているデザイナー数百人もAIにとって代わられ、世の中のトレンドに応じて、半自動的に工場への生産指示が出されたりするのだろうと想像します。
持続可能な原材料調達の観点でもまだまだ課題がありそうですが、ひとたびSHEINがこの分野に本気を出した時、原材料情報のトレース管理に莫大なコストをかけている既存のサステナブルなブランドが価格競争でどうしても勝てなくなるといったことは起こり得ると思います。
今はまだ、中国の方針としても、SHEINとしても、そこまで手を出すような印象は持ってはいないものの、遅かれ早かれ、どのような地域でもウルトラファストファッションに疑問符が投げかけられるよう社会が成熟していくと思います。その時にSHEINがどのようにビジネスをシフトさせていくのかに注目していきたいと思いますギャップがあるところに勝機あり。という観点から見ると、さまざまなギャップに挑んでいるのがSHEINだと。中小の工場と多数契約し、その間の業務工程をデジタル化することで同時に適時生産体制を組んでいることが強みだと思いますが、字面を追うだけでは本当の凄さがわからない。もっとも興味があるのはSCMの裏側ですかね。昨年一度買ってみたときにアプリでオーダー商品のトラッキングがリアルタイムで確認できるのを興味深く拝見しましたが、数日後に届いた商品を見てガッカリというか想像以下だったのでこの店舗を見に行って、今のクオリティがどうなのか確認してみたいです。
これまでに目にしたSHEINに関する日本語記事の中では
最もポイント押さえてあり、良く纏まっていると感じます
ビジネスそのものの賛否両論はともかく、まさに中国の
「地の利」を活かしたビジネスであることは間違いなし
・「『世界の工場』として培われたサプライチェーン」
×「欧米SNSをハックする先進デジタルノウハウ」
のダイレクトな結合
→ 中間プロセス圧縮しClock Speedを極限まで高めた
「多品種 ×小ロット ×ハイサイクル」のモノづくり
SHEINの例以外にも、デジタル/知能化時代において
「中国の地の利」を活かしたビジネスのパターンが
いくつか出てきていることを付言しておきます
・「大量かつリアルタイムのデータ処理経験」
×「豊富なエンジニアリソース」
→ 『海外向けBtoB / SaaSプロダクト』
(営業上、中国の色を消していることが多いが、実は
研究開発拠点が中国のSaaS成功例も出てきている)
・「医療データの入手自由度/コスト」
×「豊富なエンジニアリソース」
→ 『グローバル製薬企業向けAI創薬支援』
(人体共通の探索部分は安く大量に手に入る中国の
検体サンプルでR&Dを行う)
『世界の工場』から『世界のデジタル工場』になってきて
いるとも言えるのではないかと思います