2022/11/12

【鳥嶋和彦】伝説の編集者が語る「ジャンプ勝利の方程式」

NewsPicks編集部 記者
マンガを取り巻く状況が大きく変わっている──。
10年もかからずに売り上げの中心はもはや紙ではなく電子コミックスや漫画アプリに取って代わった。
こうした変化の一方で、少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は快進撃を続けている。
『鬼滅の刃』のブームに続いて、昨年公開の『呪術廻戦』の映画も世界で230億円以上の興行収入の大ヒット。
公開中の『ONE PIECE FILM RED』も国内興行収入180億円を突破している。
紙の雑誌以外にもマンガアプリ『ジャンプ+』からも大ヒットが生まれ、『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』がアニメ化されて放映中だ。
どうやってここまで連続してヒットコンテンツを生み出すことができるのか。
大ヒット漫画『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』を担当した「伝説の編集者」鳥嶋和彦・白泉社顧問に、大ヒットを生む秘訣と仕組み、そして、今、マンガ業界に起こっている変化について、語ってもらった。

なぜジャンプが大ヒットを出せるのか

──なぜジャンプはここまで継続して大ヒットを出せるのでしょうか。