楽天Gがモバイル部門で人員削減、財務強化で投資家に配慮-関係者
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完全に連結ベースのリソースと信用力をフル回転させた総力戦。楽天経済圏とモバイルの融合によるメリット、そこに賭ける起業家魂は賞賛したいものの、目下の戦局はそんな感じだろう。
国家戦略といっても、スタートアップ、環境、モビリティなど様々に課題があり、通信インフラの品質とコスト低減に4社目が不可欠という主張はやや弱くなり、世論や政府のサポートが万全とは言いづらいようにも思う。
グローバルに第四の通信事業者というトライアルはこの20年弱繰り返されているが生憎成功事例がないため、事業者のマジックナンバーは3というのが定説。
結果的に総力戦になっていることで、通信の参入以外の打ち手が打てなくなってしまう機会損失が生じている。将棋の先読みをすると、通信なしでは勝てないということかもしれないが、オーナー株主という資本の制約を取り除けば他の選択肢は無いわけではないだろう。
連結ベースのクレジットマネジメントはアキレス腱。ソフトバンクのアリババのような打出の小槌が出てこないケースでは、次の打ち手はどんどんと狭まってい苦ばかりに思える。起死回生の戦略は出てくるのか、期待したい。連結で人員を絞らないと全体の収益は良くならないだろう。モバイルの損益が改善しただけでは(金融子会社のIPOに続く)資金調達は難しい。
むしろ、通信網構築が効率化している面もあるのではないか。2日前の総務省タスクフォースの議事録では、このようになっています。レピータ交換も基地局増強もフィルタ交換も原則既存免許人負担なので、なかなかNTT、KDDI、ソフトバンクは進めたがらないのでしょうね。とは言っても、割り当ては時間の問題ですから、資金力が鍵なのでしょう。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denpa_DX/02kiban09_04000557.html