いまこそ、気軽に「プロトタイピング」できる場が必要だ
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エンジニアやデザイナーがチームとなり、短期間でサービス開発した成果を競い合うイベント、ハッカソン。昨年、都庁が東京都のオープンデータを活用したハッカソンイベントを開催するなど、新しい価値創出をする手段として再び注目を集めるようになりました。ハッカソンが再注目される背景や創造性を解放する場のあり方について、一般社団法人コード・フォー・ジャパンで毎月ハッカソンを開催する関治之氏と、国内最大級のハッカソンイベント「Hack Day」のプロデューサーを務める善積正伍氏にお話を聞きました。ものづくりの楽しさを追求する場の必要性を改めて感じた対談でした。ぜひご一読ください。
ハッカソンに関係なく、気軽に作ってみることのできる仕組みは必要だと思います。
主に企画段階でのプロトタイプをイメージする方が多いような気がしますが、開発段階も同じです。
ウォーターフォールであろうとアジャイルであろうと、作りながらユーザに見てもらい、フィードバックをもらって方向性を定めていくのは開発者、ユーザーともに安心感があります。最後にひっくり返されることがないので。
ただ、これを実践するには2つ重要な点があると考えています。
1.フィードバックする側(ユーザ)がちゃんと評価の時間を持てること(基本的には専任)
→最近は開発側だけでチームを組むのではなく、ユーザ側もチームに入ってもらうことが重要です。この場合、他の仕事と兼任することが多いのですが、それだとなかなか良いフィードバックができません。
2.やり直しを恐れない文化をチーム内に作ること
→従来のガチガチなウォーターフォール開発では、綿密に計画を立てた上で失敗のないように進みます(それでも失敗しますが)。これに慣れた人たちはなかなか作っては直す、の文化に適応できません。プロジェクト方針として明記し、教育等で徐々にでも文化を変えていく必要があります。これは技術者だけではなく、普通に仕事している人もそう。
遊び心を持って仕事の仕方もプロトタイピングできれば改革も進みます。
変えちゃいけない、やっちゃいけない。という圧力があると進みません。