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全世界というところが重要。コンテクストを理解する必要があります。

例えば米国では、多くの地域でそもそも「可燃ごみ」というジャンルが存在せず、全て埋め立て(garbage)。

プラスチックリサイクル制度は存在するものの、ごく一部の種類しかリサイクルできないケースが多く、しかも袋は全てダメ(回収中に風で飛んでしまうとか、仕分け機でうまく処理できないとか聞いています)。※

消費者心理からすると、自らの手で包装材を「埋め立てゴミ」へ捨てている罪悪感を抱くぶん、プラ袋一枚、発泡スチロール一片でも減らしたいという発想になるのです。

そのため、リサイクル可能な代替素材(紙)や、生分解性の代替素材(Compostable)、などを使っている製品により好印象を抱く消費者が増えています。


※余談、月15ドルのサブスクリプションで、プラスチック袋や発泡スチロールをドア先で回収しリサイクルしてくれるサービスを提供するスタートアップもありますが、一定以上の所得層を中心に物凄い人気です。
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包装材・梱包材だけでなく、将来的にはテレビなどの製品も含めてプラ使用をやめるという宣言は、非常に先進的に映りますね。

代替素材が家電製品に使用されることにより、家電リサイクルラインにも影響があるでしょうし、新たなリサイクル技術の開発も必要となってくるかと思います(家電はメーカーが再商品化する責務があります)。

今後ソニーのような製品にプラを使わない宣言をするメーカー現れ、このようなメーカーが代替素材開発、代替素材導入、代替素材リサイクルに積極的に関与することによって、既存の代替素材プレイヤー構造も大きく変わる予感がします。
環境負荷がかかる消費行動に生活者は負荷を感じ始めていると思います。商品を買った時のいわゆるOut of Box Experience(OOBE)においても同様です。こんなプラスチックを使った梱包だったら買わなければよかったなという顕在/潜在の意識が消費行動に影響を与えるようになっています。このソニーの取組みはそこに向き合うものとして素晴らしいと思いますし、これを徹底するためには、卸売や大手EC経由の販売から脱却して、一番外側の梱包からOOBEをデザインできる直販チャネルへの移行も重要になってくるのではないかと思います。
ソニーグループ傘下のソニーは商品の包装材でプラスチックを全廃するとのこと。

今後、ソニー製品の包装がどう変化していくのか気になります。
消費者向け総合家電・メディア企業。テレビ・デジタルカメラ・スマートフォン・ゲーム機(プレイステーション)などデジタル家電、映画・テレビ番組・音楽などコンテンツ、世界トップシェアのイメージセンサーなどを手掛ける。事業ポートフォリオ再編を進め、2020年8月には上場子会社で生命保険などを手掛けるソニーフィナンシャルHDを完全子会社化。
時価総額
16.3 兆円

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