ファーストリテイリング、会社計画は上振れ濃厚
海外ユニクロが本格貢献、増収増益シナリオの着地点は?
2015/1/10
日本発のグローバルリテイラーとして2020年度、売上高5兆円を掲げるファーストリテイリング。1月8日に2014年9~11月期の連結決算(国際会計基準)が発表された。海外展開を積極化する同社の今期業績をどう見ればいいのか。決算概要をアナリスト集団Longineの椎名則夫氏が解説、ビジュアルレポートを用いてお届けする。
(ビジュアルレポート作成・櫻田潤)
わかりやすいですね。数値を視覚的に見せてから、解説が入ると読む気になります。ちなみに、ユニクロは中国と日本で同じような製品でも作りを変えてると聞いたことがある。その辺もうまく効いてるんでしょうか。
決算に関するアナリストコメントの価値は、1)タイムバリュー(株価に反映される前に素早くインプリケーションを届ける)、2)わかりやすさ、3)深掘りなど、様々な軸があります。インフォグラフィックスを活用した決算コメントは、上記の中で2)わかりやすさを追求したものです。
LongineとNewsPicksのコラボ企業決算版。小売り担当の椎名さんの分析とNPのインフォグラフィックス。企業IRは投資家向けに必要な情報をすべてもれなくデリバーしないといけない制約がありますが、Longineのような投資情報メディアとしては、それをいかに選択し(実際には捨てること)、分析するかが肝です。NPさんのインフォグラフィックスの力も借りながら、企業の決算情報という超ハードコアコンテンツを分かりやすくお伝えしたいと考えています。IRのインフォグラフィックスは目新しいかと思いきや、欧米の大手企業は既にKPIを伝える際には実践していますし、FRBなども市場とのコミュニケーションを円滑にはかるために、取り入れているようです。これもメディアの役割ですね。
決算に関する記事は、文字だけではわかりにくい。一方、情報を詰め込みすぎたグラフもわかりにくい。そこで、スマホで一番見やすいシンプルなビジュアルを追求してみました。今後も主要企業のビジュアルアナリシスを多数掲載していきます。
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