料理も接客も最高宮迫博之さん「牛宮城」、予約困難な超人気店になった秘密
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
今のビジネスのトレンドで、おそらく多くの人が聞き飽きているけど本質が理解されていない「オープンイノベーション」という言葉があります。
もちろん自分でなんでもわかっていて全ての仕切りができればいいのかもしれません。でも、そんなことはおそらくないし、ついでながら門外漢の新たな視点が取り入れることもなくなります。(ついでながら、新たな視点が持ち込まれた時に業界地図を書き換えられてしまいます。)
そこで必要なのが、自分の軸がちゃんとあって、ちょっと先を語る人同士がネットワークを作って仕事に取り組む姿勢です。契約ありきではありません。
この記事を読んでいて、おそらく関係者が互いを尊重し、でもやりたいことをきちんと出し合ったからこそ今の形が実現できたのではないかと思いました。そのまま消えてしまうかと思ったら、良かったですね!
飲食現場のプロがプロデュースし、全く異なる店舗になったことで、おそらく当初描いていた宮迫焼肉とは遠いものになってしまったかと思いますが、ビジネス目線で言うと成功への選択をしたのではないでしょうか。
「共感」が重要な昨今、芸能人というだけでビジネスが成功する時代は終了しています。
一方で、売上を上げるためにまず必要な「認知」において芸能人の力は強い。
ビジネスパーソンと芸能人の良いとこが合わさった好事例になっていくと良いです。オープンから半年のこのタイミングで再評価しようという試みで着目点のいい記事だと思いました。
実際牛宮城のサイトを訪問してみましたが、11月も予約が全くできない状態です。月ごとの新メニューも出していて、リピート来店の動機づくりもしています。
焼き肉店は軒並み値上げしていて、牛宮城も値上げしているようですが、
元々高単価だった為相対的に値上げ感が出ておらず、それどころか原価率高い割には値上げ幅を少なく留めているのが好印象でした。
記事の内容としては、
・好感度な女性向けのマーケティングを展開していてそれがハマったこと
・開店前の動画で述べていた通り、宮迫さんの知名度を利用することで、店の広告宣伝費、採用難の部分をクリアしているためその分を商品に還元して高原価率を達成していること
・店で働く社員は本田氏が社長を務めるガネーシャの社員。アルバイトは宮迫博之氏の人脈によるもので、本業俳優がほとんど
という内容で、非常に合理的なマーケティング戦略のもとに運営してきていることがわかります。
その上で本田氏は、富山の「大将軍」の実績と東京の「牛宮城」の経験を生かして、これから本格的に焼肉店専門のプロデュースを手掛けていく方針とのことで、
リスクリターンをしっかり計算して自分の事業に生かしていくしたたかさを持っている優秀な商売人だという印象を持ちました。