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動画に出てくる支持者の人たち、主張こそ短絡的な部分もあるのかもしれませんが、その裏にある切なる思いを感じます。インフレや生活苦に対して、今の政治が何をしてくれるの?という叫びというか。アメリカの今がぎゅっと凝縮されている感じがしました。
フィラデルフィアは結構青なので、色々な人種の人が普通に歩き回っていたり、ゲイカップルなども全く違和感なく過ごせている(はず)と思いますが、テキサスに行ったらホテルのビュッフェで銃を持ったおじさんに「君、どこの人?」と声をかけられ、「日本から来たの?最近姪っ子が中東の人と結婚したんだよね〜ちょっと危ない気がするんだよ〜」という謎の会話につながったり。
ここまで明らかに青と赤で宗教、環境、人権など、考え方が180°違えるのも、アメリカならではなのかなと思います。中間選挙の結果でまた色々変わりそうです。
国全体のGDPのためでもなく、外交上の国益のためでもなく、未来の世代のためでもなく、国内や世界のどこかにいる弱い立場の人たちのためでもありません。
自分の収入、自分の仕事、自分の家族、自分の地元、これらが全てです。この点は、共和党でも民主党でも、自民党でも立憲民主党でも、変わりません。ただ、有権者ごとに仕事や住んでいる地域が違うだけです。
米国では、人口規模上位50の都市(人口35万人以上)に、総人口の15%、5000万人が住んでいます。これらの都市は、移民も多く、「多様性」があります。そして、今の米国のGDPの大部分を稼ぎ出しているサービス業、とりわけ金融、不動産、ITは、これらの5000万人が住む都市に集中しています。
これらの人々は、民主党支持者が多数を占め、民主党候補が勝つ地域が非常に多いでしょう。
残りの3億人の米国人が住む地域では、製造業も農業も、エネルギー産業でさえも、米国のGDPに占める割合はどんどん小さくなっています。
この3億人は、最近増殖したわけではなく、目立たなかっただけです。とりわけ外国人に対しては、です。
彼らが農業や製造業従事者であり、グローバルな金融やテック企業で華々しくメディアに登場する人々ではなかったからです。
トランプ氏が、この人たちのために本当に何かをしてくれたのか、これからしてくれるのか、は、相当に疑問の余地があります。米国の製造業や農業を立て直すのは、誰がやっても至難の業です。
しかし、この人々は、トランプ氏によって、全国的な代弁者を得ました。彼らの声を聴いて、米国社会に広く訴えてくれる、少なくともそのように信じている人々は、3億人の中の相当数にのぼります。
それに、バイデン大統領が、地方の3億人のために特に何もしてくれないのはもう明らかなので、選挙に2択しかない米国では、どちらかといえば、共和党・トランプ支持、になる人が、3億人の中では多いでしょう。
今はバイデンの民主党が上下院ともにリードしていますが、そこに挑むのが共和党。つまるところ、トランプです。トランプはご存知の通り2年前に大統領選に敗れて去り、Twitterも垢BANされました。一見すると過去の人ですが、アメリカに行ってみると全くそんな事はありませんでした。俺こそが真の大統領と言わんばかりの圧倒的な人気を背景に、今回の選挙でもバイデンを倒しにかかっています。
果たして中間選挙で、勝つのはトランプかバイデンか。この結果次第でアメリカの、そして世界の行く末も大きく変わります。私たち取材班がアメリカで目にした熱狂は言葉ではなかなか伝えきれないと思い、動画にまとめてみました。ぜひご覧いただきたく思います!
通常のニュースだと体系的に伝わらないアメリカの熱気、なぜ今回の中間選挙を見ないといけないのか、ここを見たら選挙が面白くなる、選挙結果が将来にどういう意味を持つのか、という点がよくわかってもらえるように我々もコンテンツを出していきます!
初日と二日目は、中間選挙を控えるアメリカで何が起きているのか現地レポートを動画でお伝えします!また選挙当日(日本9日)は、ここを知れば「投票日」が100倍面白く見れるというものから、分裂するアメリカをどう一つにまとめられるのか、までカバーします。どうぞ1週間よろしくお願いします!
中間選挙のキャスティングボードを握ってるのがトランプという状況を知っているかどうかで、中間選挙をめぐる報道の見方がずいぶん変わりますね。トランプのための中間選挙になりそうな予感を覚えました。
やっぱり現場の映像はそれだけでパワーがあるな。
トランプ氏が自身の支持者を多くの州に送り込み、共和党を優勢にしようとしていることがバイデン氏にどこまで影響を与えるか、注目したいです。
アメリカ選挙の加熱ぶりは日本と大違いで、日本における政治への関心の低さを改善すべきだと感じました。日本も選挙に対して意欲的に参加するムードがでるように、何か手を打ち出すべき。そのためにもトランプ氏みたいな面白い政治家が出てきてほしいです。それがnewspicksでも取り上げられたガーシー??にあたるのでしょうか。
「コモンセンス」、常識という言葉が印象的。それぞれの常識が違ったり、インフレなどの満足できていない現状に対して、それは常識的な経済運営ができていないという仮想敵を作る思想になって、分断が深まっている。
当時は「隠れ」トランプ支持者が多くいました。特に、政治エリートが多く住み、極端に民主党支持者が偏在しているワシントンDCでは「隠れ」が多かったです。
その後数年にわたる国内の政治的分断を経て、今回の中間選挙では、もはや「隠れ」ではなく、トランプ支持者が大々的に応援しているようになっている印象です。
2017年のトランプ大統領の就任演説に行ってみると、その多くの方々が中部・南部からDCを訪れており、オバマ時代には「言論の自由がなかった」「強いアメリカが失われた」と口々に述べる姿が印象的でした。